日本人や営業系の社員がどんどんやめていく中・・・
私は「営業で実績を出せば、役員になり株ももらえる」という約束で入社したので、営業を続けながらギリギリまで耐えて粘った。
中国人の社長とも会社の方向性について直談判したが、彼とは結局心が通じ合えなかった。日本人の専務(管理系のTOP)にも話したが彼の力では、最早どうすることもできない。元々一緒に入った中国人のWさんに相談したところ、「中国人は日本人である佐藤さんを最後の最後では信用しない。佐藤さんが役員になることは100%無い。」という非常にショッキングな内容のことを宣告された。
でも、このWさんの一言で吹っ切れた。
今の自分は未練がましいし、カッコ悪い。いくら創業期に頑張って営業で実績を出したからといって、今の会社にとって、今の社長や技術者からみて、「自分が必要の無い人間」だったら潔く身をひき、自分は自分の足で歩こう!ここで浪費していく時間はお互いに非生産的である。
また再出発の時がきた。
さて今の自分には何の力があるのか?・・・「営業力だ!」
飛び込みからチラシ巻きまで何でもやってきたし、道端で痩せる石鹸も売った。
コンピュータの素人でも暗号技術の売り込みに成功した。
これからは、組織に属さず、フリーランスの営業マンとしてやっていこう。