中島経営法律事務所 の中島先生に年始のご挨拶でお会いした時の話です。


「今年は、企業の内部統制が本格化する。「統制」という言葉の響きが悪い。


雑誌では「内部統制地獄!」とまで言っていて、こういう風潮になってくると、それこそ戦時下の「統制」を思い出し国家に監視を受けるイメージが強くなってしまう。


しかし、内部統制体制を構築することは、本来、企業は自分のためにするものだ。

他所からペナルティを受けたくないから、やるのではない。


自分の身体の健康管理を考えて欲しい。

将来メタボリックで成人病になったり、お酒の飲みすぎで肝臓病になりたくないから、キチンと健康診断を受けて、数値が悪ければ、運動したり休肝日を設けたりして生活習慣を改善する。筋肉質の身体に改善するのは、他人のためでなく自分のため、家族のために自己管理しているはずだ。


企業にとっても同じである。他人のためにやるのではなく、自社が透明性をもった筋肉質の会社になり、それを維持していくため、と考えてこの機会を利用すればいいと思う。


結局は徹底したディスクローズを行う会社の株価が高くなっていくだろう。


J-SOXだから、皆んなが言うから、というのではなく、自主性と自己責任である。」


企業の健康自己管理という発想が心に残りました。


イー・コミの「コンプライアンス診断」 を「企業の健康診断」のように利用していただければありがたいと強く思いました。