混む日と暇な日を予想して、食材の発注とアルバイトの手配をする。


予想の手段は、

1、臨海副都心やビックサイトで行われるイベント情報

2、天気に左右されるので、天気予報

3、過去のPOSデータ(自店の店頭端末での売上データ)

4、マックやサブウェイの店長さんとも仲良くなり、そこからの情報(彼らのヨミ)


これらを入手する。

特に3、過去のPOSデータには、店頭での入力時に、色々な情報を打ち込むようにしていたので、その日に行われたイベントや

天気と対比して詳細なデータ分析を行った。色々な情報とは、性別や1オーダー当りの人数も含まれる。これは、レジで「いらっしゃいませ。本日はこちらでお召し上がりですか?」などと聞いている間に、パッと見て打ち込むのだ。


こうしておけば後で、客単価、どのメニューがどの時間帯に出ているか?性別による違い等いろいろな角度で分析できるというわけだ。

4、も参考になった。マックやサブウィイ等大手チェーンから臨海副都心等最先端のお店を任されている店長は社内でも期待されている人物が多い。それだけに彼らの経験・ノウハウを聞くだけでも本では読めないお金では買えない価値があったと思う。


このように、徹底的なデータ分析と人からの情報を元に予想を立てていった。当然はずれることもあったが、徐々に確率はあがっていったと思う。


最後にやっかいなのは想定外の出来事だ。天気はそのうちのひとつだった。


店長にとって、この予想作業(アルバイトシフト組みと発注)が最も神経を使う作業でした。

実際には単に人数を組むだけでなく、レジが出来る人、調理が出来る人、など技量・習熟度での組み合わせや一日の最長勤務時間、最短勤務時間(せっかくバイトに着たからには何時間以上は働きたい!という声に応える)、休憩時間等、複雑なパズルを完成させるのです。この経験でチームの作り方が少しわかりました。単に人数が多ければいいというわけでなく、実績が出る組み合わせ、ヤル気が出る組み合わせというのがあることが分かったのです。