「佐藤さんは何故起業しようと思ったんですか?」
学生や20代の起業を目指す人たちの集まりに行くと必ず出る質問。
常々起業はしたいと思っていたが、正直に言えば社長にはなりたくなかった。
若い人たちにあまり夢の無い話をしたくないのだが、真実だから仕方がない。
起業を目指してもNo.2でいたいと思っていた。理由は?→簡単。
No.2の方がラクだから・・・それで結構自分のアイデアで好きなことが自由にできる。
あと、自分がタイプ的に参謀の方があっていて、人の上に立つ方じゃないと思っていたから。
社長業はつらいですよ。日本の場合、特に、全ての責任は社長がかぶらないといけないようにできていますから。もし事業に失敗したら家から個人資産から全部身包みはがされて一生借金を返していかないといけない。
「気軽な気分で再チャレンジ!」「失敗も成功への1ステップ」
などと甘いことは許されないのがビジネスです。しかも、自分の家族だけでなく、一緒についてきてくれた従業員やその家族も路頭に迷わすことになる。その責任の重さ。
ですので、なかなかうまくいかない時など、本当に夜も眠れない。
それほどキツイものなんです。社長業は!
それなのに、何故、起業しそんなにつらい社長をやろうと思ったのか?答えはまた今度。