NEXTという提案コンテストは魅力だった。


僕も何度かTRYしてチームで賞金をもらったこともあるし、実際にそれが新規事業として推進されたこともあった。


特に印象的だったのは、社内のいろいろ部署から集めた人材でチームを組み「ホテル事業」を提案した時だ。このチームの提案は承認され実際に新規事業として新設部署が出来、事業として推進され本当にホテル用地も買った。

新規事業の推進については正式に会社の予算になる前までは、自分たちの時間を使ってやるしかなく、通常の業務が終わったあと、夜9時くらいから皆んなでミーティングして徹夜で資料の作成をしたのを思い出す。休日も新規事業のマーケティングのため、チームの皆んなで視察にいったりして、それがまた楽しくて、あの頃は仕事と遊びの区別無く生活が回転していた。


時代はバブル全盛期。ホテル事業の推進、海外不動産事業の展開・・・たまたま僕が担当になりハワイ出張にも行ったなぁ・・・

「大統領のように仕事をして王様のように遊ぶ!」というコピーがあったが、そんな感じだった。


リクルート事件の傷も癒え、皆んな自分の住むマンション以外にもリゾートマンションやゴルフ場の会員券、値上がりしそうな株等に投資していた。


そしてバブル崩壊!


総量規制に端を発し、日本全国大変なことになっていく。特に不動産と金融業界は立ち直れないほどの打撃を受けた。


ここからリクルートコスモス時代第2の試練の時期に突入する。