賃貸事業部に配属された大卒男子同期は5人。この5人が個性豊かなメンバーだった。一人は後にインテリジェンスを起業上場させ、現USEN社長の宇野氏。一人は現在マイアミに移住し家2軒建ててむこうを拠点に活躍しているミヤベッチ。もう一人は、これもユニーク過ぎてアンダーな世界へ行き今は何をしているか分からなくなってしまったY氏。そして雄一今もリクルートコスモスに在籍しているのが平澤だ。


平澤は賃貸事業部の中での良きライバルだった。上司の作戦もあり僕と平澤の二人が徹底的に競わされた。「初契約はどっちが先にとるか?」「新人賞はどっちがとるか?」など全てが部内での賭けの対象にされていた感がある。


結果、初成約の日も同時、新人賞も異例だが二人に与えられた。それくらい実力的に均衡していたんだと思う。でも営業手法・アプローチは全然違った。


平澤は何でも一人で完結するタイプ。効率性を重視し1棟丸ごとで企業との契約をとってくるような手法。

僕は皆の力を合わせるタイプ。賃貸業者さんと一緒にモデルルームをつくり、チラシをまいて集客し、一人ずつ一件ずつくどいて成約していくタイプ。一人じゃこなせる量ではないので、「いかに周りの人に協力していただけるか?」がポイントだった。


平澤は山が趣味でロッククライミングの世界では結構有名だ。リクルートグループには3年に1回1ヶ月の長期休暇がとれる制度があるが最大限有効活用して世界中の山に出かけている。(それができるのも必ず目標達成して数字をあげるからだ。) 海が好きで仕事人間の僕とは趣味も性格も全く異なる。でも不思議と気があった。


自分と全く違うタイプなのに親友みたいなライバルが近くにいると刺激を受け成長を加速させることに気づいた。以後、こういう異質親友型ライバルを意識的に設定するように心がけるようになった。


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