6/16の僕の記事 で、
「進化していくWeb社会」と「そこで働く人」について
今後の世の中で「どんな人が生き残っていくのか?」
ということに関心があると書きました。
私の見方ですが、ひとつの方向性として、
「芸術的な感性を磨いている人」
をあげられるかな、と思います。
日経新聞で「日本と磨く」というシリーズがはじまりましたが、今日は五木寛之氏の「美と徳をみつめて」という内容でした。
「今の日本に一番欠けているのは人間らしい感情だと思う。豊かな情感・感情を取り戻すべきだ。人をいじめるのは論理的によくないということではなく、それは恐ろしいだとか可哀想だとか情けないだとかという素朴な感情。愛情も含めて日本人の喜怒哀楽のすべての情感の水位がかつてなかったほど低下している。」
と現状を分析し、「情感トレーニング」の重要性を説く。
「ある絵描きの言葉を思い出す。‘絵は魂の食べもの”と彼は言った。同じように音楽も文芸も芝居も魂の食べもの。生きていく上で、私たちの心にも、栄養やエネルギーとしての食べ物がが必要だと思う。そういう意味で、情を養う‘養情”が大切でしょう。」
内面から自分自身を磨く重要性。そこにはグローバル化する世界で輝くための「美」や「徳」などの精神的な背景が欠かせない、というコラムの主張に共感します。
明日から朝の新聞の楽しみがひとつ増えました(^-^ )