先週の続きです。

「社員に求めるもの」への答えですが、以下の3つです。

1、コミュニケーション(能力を高めること)に努力する人

2、自ら動く人

3、Giveの精神を持つ人


1、については、お客様とのコミュニケーション、社内のコミュニケーション両方です。イー・コミのシステム開発は全て直接のお客様から頂戴しています。従って、例え技術者であってもお客様と接する機会が多くあります。それに皆いずれは上流工程ができるように、SEやPM(プロジェクトマネジャー)を目指していただきたいと考えています。SE/PMはコミュニケーション能力が高くないと務まりません。


社内のコミュニケーションも大事です。これが疎かだと、ものすごく非効率になります。社名にちなんで、「いいコミュニケーション」を追求していきたいと思います。


あと、「コミュニケーション」についてはもう一つ質問がありました。


一方通行にならないコミュニケーションのために工夫していることは?

これは「相手に伝達したら、相手がそれを理解して、意図した行動をとったのを見届けた時点でコミュニケーションが完結したと思うこと」です。一般的には「相手に伝達した時点」で完結したと考えている人が多いようです。


例えば、上司が部下に資料の作成をお願いしたとします。でも、なかなか部下は資料作成に着手しません。

上司は「もう相手に伝達した」と思っますから「何でやらないんだ!」とイライラします。「俺が言った仕事をしないのは部下のせいだ!」ということになるんですね。しかし、ここでこう考えてみるのはいかがでしょうか?


「もしかして、俺が伝えた時に、彼は気分が悪かったのかな?もしくは他の仕事が気になっていてちゃんと聞いていなかったのかな?」と。


そして、もう一度、お願いすればいいんです。今度はキチンと部下が話を聞く余裕がある時を見計らって。それでも行動しなければ何度も何度も、相手が行動するまで、そして資料を作成し終えるまで言い続けるべきなんです。


常に「俺の伝え方に問題があったのかな?」と考えて、決して相手のせいにしない。そして工夫して相手に伝えるんです。徐々に皆がそうして行けばきっとコミュニケーションは良くなっていきます。


コミュニケーションのテーマで長くなってしまいました。2、3、のテーマはまた今度ということで!