電車の中
窓の外は暗くて景色は見えない
イヤな気持ちではない
むしろ心地いい

女の子3人が目の前に立っている。
会ったことのない知らない人だけど、

左のこは、目がくりっとしててはっきりした顔立ちでおとなしそう

真ん中のこは、さっぱりした顔立ちサバサバしてそう

右のこは、覚えてない

3人座れるソファーのような座席
私1人が座っている

目の前の3人は楽しそう
私はそれをかわいいなと思って見てる

3人がチラッとこっちを見た?見てないか?
あ、座りたいのかな?と思う

急に真ん中のこが、えーいっ、て感じで、ニヤっとして私の隣に座る。
ニコニコしてる

私は左のこに、「座る?」と聞く
「いいです」と答える。

私は「いや、座りなよ」と言って手を引き
くるっと私と入れ替わった。

私は立たずにソファーの肘置きあたりに座った。
3人でニコッとする。

すると、向かい側に座っていた女の人が、
「全然関係ない話なんだけど、、」
と話始める。
「知り合いの女の子が、電車の中で見かけるカッコいいなと思ってた男の子の名前と学校を、電車の窓ガラスに映るネームプレートを見て覚えたんだって」
て話だった。
「へ~」

…で目が覚めた。

ふわふわした不思議な気持ち

あの人と待ち合わせをしてるみたい。
でも、車がみつからない。
おかしいな。
お母さんの車で送ってもらおうか。
知らない男の人が送ってくれるって言ってるけど、断る。誰?


駅で待ち合わせ。
ここじゃなくてあっちかな?こっちかな?
あれ、携帯がみつからない。
どこやったかな。忘れたかな。

携帯がブーブー鳴る。
あった!

「もしもし」
「なんなの。どこにいるの」
「ごめん。もう、いるんだけど、携帯が見つからなくて」
「だってさ…」
切れた?よく聞こえない。

「もしもし、もしもし…」
携帯を持って駅の奥の部屋に行くと、女の人がひとりベンチに座ってる。
あ、と思って出る。


あれ?私の持っている携帯がコードレスの公衆電話?に変わってる。
ん?なんだこれ?

電波も悪いみたいだし、怒ってるから、切る。
よくみると、木でできた見たことない電話の受話器。


そこに、さっきの女の人が来る。
ぽっちゃりした、雰囲気のいい人。
「繋がらないの?」みたいなこと言われる。
「んー。なんかね」

「これ、見て」
腕に時計の形をした何かをつけてる。
写真が入ってる。写真?自分?
おまじない?お守りみたい。
「これやってみたけど、ダメだった。あは」
なんて言ってる。

あぁそんなことするなんてかわいい人だよ。
私は心の中で、思う。

そこへ、男の人が入ってきた。
どうやら彼女の想い人らしい。

「ありがとう!迎えに来たよ!」
とどこかへ行くふたり。