『パラサイト 半地下の家族』を観た。
傑作すぎる。最高。こんなのやられちゃあ、もうお手上げさ。
すでに2回観たが、もう1回観たいかもしれない。
といっても1回じゃわかりにくい複雑な作品とかでは決してなくて、
むしろ、きちんとした対立構造・世界観・人物像で、とてもすんなりと物語に引き込まれる。
これは舞台・映像関係なく創作人は観る価値ありまくりの映画です。全力でオススメします。
なんというか、観客への誘いかたが巧みとでも言おうかしら。巧みでいて自然なところがまたすごいんだよなあ。
それは監督の才だろうし、つまりシナリオと俳優が抜群だということ。
や、美術もすごい。音楽も明かりも道具もカメラワークも最高。
というか全てが高水準なので、なにかひとつを挙げて称賛するのが非常に難しい。
あり得ないかもしれないが、ぼくは全シーン・全登場人物が好きだ。
そんなことってある?あるんだよここに!と言い切ります。
芸術に点数をつけるなんてナンセンスだとは承知していながらも、
それでも完璧に近い映画というのがあるとすれば、この『パラサイト』は間違いなくそのひとつ。
とにかくおもしろい。
2回観たのも、実は昨日と今日で、映画館に同じ作品を2回、しかも連日足を運んだことなんて今まで記憶にない。
そして驚いたことに、1度目も2度目も「最高に」楽しめた。なんなら2回目の方がより深く味わえた気すらしている。
なんでだろうか?ぼくも半地下みたいな人間だからだろうか。
考察なんて言うと大げさだけど、感想やら何やらをネタバレ的に書くのはやめておこう。
これから観る人の楽しみを奪ってはいけない。
ああ、最高だ。