Band Name:
Witchbreed
Album Title:
Heretic Rapture
Track List:
01. Atheos (Introduction)
02. Symphony for the Fallen
03. Thy Eclipse
04. Rebel Blood
05. Firethrone
06. Medeusa
07. Ignis Bellum
08. Ruby Light of the West
09. Fang & Claw
10. Eternal Exile
11. Unspoken Vow
12. Eden's End
13. Heretica (Outroduction)
Band Members:
Ruby Roque (Female Vocals)
Dikk (Electric Guitars)
Filipe Sousa (Electric Guitars)
Ares (Basses)
Tiago Lopes (Drums)
Website:
CD Review:
ポルトガル、リスボン出身、ゴシック・メタル・バンドであるWitchbreedが2009年にリリースした、1stフル・アルバムにあたる『Heretic Rapture』。
スウェーデン出身のプログレッシヴ・デス・メタル・バンドであるThe Project Hate Mcmxcixにかつて女性ヴォーカリストとして在籍した、Ruby Roqueという一人の女性が在籍するバンドです。
その音楽性は、高音域の女性らしからぬパワフルさと女性ならではの美しさとが同居した女性ヴォーカルをフロントに迎え、あくまでも楽曲のアクセントとして時折導入される低音域の邪悪な、アグレッシヴな男性デス・ヴォーカル、ツイン・エレクトリック・ギター、ベース、ドラムなどといった生楽器を配した、洗練された音質ながらも何処か辺境的な芳香を漂わせた、ダークなゴシック・メタルが一枚のCDアルバムの全編に渡り展開されています。
The Metal Archihvesでは、プログレッシヴ・ゴシック・メタルとカテゴライズされています。
フィメール・フロンテッド・ゴシック・メタルというと、ヘヴィ・メタルとカテゴライズするにはあまりにもポップな作風であったり、どちらかというとシンフォニック・メタルとカテゴライズするべき作風であったり、女性ヴォーカリストによる歌声が何故かアニメ声であったりと、あくまでも私としては、それ程は良い印象を持っていないサブ・ジャンルではありますが、このWitchbreedというバンドのような好例が稀に存在するので、一応は探求の視野には入れております。
このWitchbreedというバンドの場合、重厚なバンド・サウンドにおいてもパワフルな歌声を持つ女性ヴォーカリストにおいても、どちらも負けておらず、絶妙に調和のとれた、非常に聴きごたえのあるゴシック・メタルを奏でています。
女性ヴォーカリストとして在籍するRuby Roqueがかつて在籍した、スウェーデン出身のThe Project Hate Mcmxcixから男性ヴォーカリストによるデス・ヴォイスと、複雑な、プログレッシヴな楽曲の構成力を極力排除すると、このようなサウンド・スケープになるのではないでしょうか。
4分から5分にかけての尺の長さの楽曲が多く、そして一枚のCDアルバムをトータルすると全13曲49分と、楽曲の一つ一つが比較的コンパクトに、キャッチーに纏められています。
そのコンパクトさの中にも、壮大なスケールのあるドラマを描くバンドです。
近代のフィメール・フロンテッド・ゴシック・メタル界に不満を持つコアなメタラーさんにとってもまた、非常に聴きやすいバンドだと思います。







