Dark Music Space -2ページ目

Dark Music Space

世界各国の、暗黒耽美の音楽の探求に日々勤しんでおります。

Band Name:

Witchbreed

 

Album Title:

Heretic Rapture

 

Track List:

01. Atheos (Introduction)
02. Symphony for the Fallen
03. Thy Eclipse
04. Rebel Blood
05. Firethrone
06. Medeusa
07. Ignis Bellum
08. Ruby Light of the West
09. Fang & Claw
10. Eternal Exile
11. Unspoken Vow
12. Eden's End
13. Heretica (Outroduction)

 

Band Members:

Ruby Roque (Female Vocals)

Dikk (Electric Guitars)
Filipe Sousa (Electric Guitars)

Ares (Basses)
Tiago Lopes (Drums)

 

Website:

Amazon
Bandcamp

iTunesストア

Spotify

YouTube

 

CD Review:

ポルトガル、リスボン出身、ゴシック・メタル・バンドであるWitchbreedが2009年にリリースした、1stフル・アルバムにあたる『Heretic Rapture』。

 

スウェーデン出身のプログレッシヴ・デス・メタル・バンドであるThe Project Hate Mcmxcixにかつて女性ヴォーカリストとして在籍した、Ruby Roqueという一人の女性が在籍するバンドです。

 

その音楽性は、高音域の女性らしからぬパワフルさと女性ならではの美しさとが同居した女性ヴォーカルをフロントに迎え、あくまでも楽曲のアクセントとして時折導入される低音域の邪悪な、アグレッシヴな男性デス・ヴォーカル、ツイン・エレクトリック・ギター、ベース、ドラムなどといった生楽器を配した、洗練された音質ながらも何処か辺境的な芳香を漂わせた、ダークなゴシック・メタルが一枚のCDアルバムの全編に渡り展開されています。

The Metal Archihvesでは、プログレッシヴ・ゴシック・メタルとカテゴライズされています。

 

フィメール・フロンテッド・ゴシック・メタルというと、ヘヴィ・メタルとカテゴライズするにはあまりにもポップな作風であったり、どちらかというとシンフォニック・メタルとカテゴライズするべき作風であったり、女性ヴォーカリストによる歌声が何故かアニメ声であったりと、あくまでも私としては、それ程は良い印象を持っていないサブ・ジャンルではありますが、このWitchbreedというバンドのような好例が稀に存在するので、一応は探求の視野には入れております。

このWitchbreedというバンドの場合、重厚なバンド・サウンドにおいてもパワフルな歌声を持つ女性ヴォーカリストにおいても、どちらも負けておらず、絶妙に調和のとれた、非常に聴きごたえのあるゴシック・メタルを奏でています。

 

女性ヴォーカリストとして在籍するRuby Roqueがかつて在籍した、スウェーデン出身のThe Project Hate Mcmxcixから男性ヴォーカリストによるデス・ヴォイスと、複雑な、プログレッシヴな楽曲の構成力を極力排除すると、このようなサウンド・スケープになるのではないでしょうか。

 

4分から5分にかけての尺の長さの楽曲が多く、そして一枚のCDアルバムをトータルすると全13曲49分と、楽曲の一つ一つが比較的コンパクトに、キャッチーに纏められています。

そのコンパクトさの中にも、壮大なスケールのあるドラマを描くバンドです。

近代のフィメール・フロンテッド・ゴシック・メタル界に不満を持つコアなメタラーさんにとってもまた、非常に聴きやすいバンドだと思います。

 

本日、Spotifyにて、あまりにも数多くのバンドをフォローしてしまったがために一体誰が誰だったのかすら分かる事が出来なくなったアカウントを有料会員から一旦解約し、新たにアカウントを作成致しました。

 

以前は、本当に気に入ったバンドとそのリリースされたCDアルバムの場合は、iTunesストアだのBandcampだのといったサイトにて有料ダウンロードしておりましたが、あくまでも個人的な、金銭的な都合もあり、今後はSpotifyにて配信されていないバンドとそのリリースされたCDアルバム以外は全て、Spotifyに完全に移行する予定としております。

 

正直な意見を申し上げると、あくまでも私としては、SpotifyだのApple Musicだのといったストリーミング・ストアには比較的良い印象を持っていなかった事、ミュージック・プレイヤーの再生画面は黒色を基調としたものよりも白色を基調としたものが好みのタイプである事から、Spotifyから遠ざかったミュージック・ライフを送っていた時代がありましたが、やはり熱しやすく冷めやすい性質を持つこの私が月額980円という価格にて4000万以上もの楽曲が聴き放題であるのは、非常に魅力的だと思い直しました。

そして、何度も聴き返すほどに気に入ったバンドとそのリリースされたCDアルバムの場合は、CDアルバムの現物を購入するよりも結果としてはミュージシャン側の収入が多くなるような気が致します。

 

ただ、CDアルバムの現物を購入していた時代の方が一曲一曲を大切に聴いていたと思いますが、やはりストリーミングでの手軽さ、便利さには勝つ事が出来ません。

今の私なりに、音楽を大切にしたミュージック・ライフをおくる予定としております。

 

AwalinのSpotifyアカウント

Band Name:

Escarre

 

Album Title:

Une Voûte Sans Clef

 

Track List:

01.Mon Ordalie
02.Heurt Violine
03.Méandres Triangulaires 
04.Une Fenêtre Oubliée
05.Une Ombre Anémiée
06.Scène Immobile
07.Mysticisme Psychotrope
08.Une Ciguë Pour Cure

 

Band Members:

Simon Carignan (Male Vocals, Electric Guitars, Keyboards)
Kevin Jones (Basses)
François Fortin (Drums)

 

Website:

Bandcamp

iTunesストア

Spotify

YouTube

メタルの宮殿

 

CD Review:

カナダ、モントリオール出身、アヴァンギャルド・メタル・バンドであるEscarreが2015年にリリースした、1stフル・アルバムにあたる『Une Voûte Sans Clef』。

 

カナダ出身のフューネラル・ドゥーム・メタル・バンドであるLonging For Dawnに、男性ギタリストとして在籍するSimon Carignan、カナダ出身のフューネラル・ドゥーム・メタル・バンドであるTowards Darknessに男性ヴォーカリストとして在籍するKevin Jones、カナダ出身のプログレッシヴ・デス・メタル・バンドであるDeviant Processに男性ドラマーとして在籍するFrançois Fortinという、三名の男性を中心に結成されたバンドのようです。

 

その音楽性は、中音域の繊細な男性ヴォーカルをフロントに迎え、エレクトリック・ギター、ベース、キーボード、ドラムなどといった生楽器を配した、演奏面ではブラック・メタルを基調としながらも男性ヴォーカリストによる美しいクリーン・ヴォイスを主体とした、個性的な、機械的なまでも統合されたテクニカルなアヴァンギャルド・メタルが、一枚のCDアルバムの全編に渡り展開されています。

 

このEscarreというバンドは、エレクトリック・ギターのリフレインは比較的キャッチーなブラック・メタルそのものであるのに対し、男性ヴォーカリストとして在籍するSimon Carignanによる歌声はあくまでも繊細なものという、非常に面白い存在だと思います。

かと言って、歌に重点を置いているのかと問われるとそうでは無く、非常に掴み処の無い、楽曲の一つ一つの輪郭が不明確な、抽象的な感触のあるメロディ・ラインを奏でています。

コアなブラック・メタラーにとっても、アヴァンギャルド・メタラーにとっても、キャッチーさを求めるタイプのテクニカル・メタラーにとっても物足りなさを感じてしまうのかも知れませんが、あくまでも私としては、男性ヴォーカリストによる美しいクリーン・ヴォイスを主体としたダーク・メタルを中心に音楽の探求を日頃から行っているので、このEscarreというバンドには一目惚れ致しました。

 

カナダ出身のアヴァンギャルド・メタル・バンドというと、Unexpectが真っ先に思い浮かびますが、あちらのような音楽性を期待すると、肩透かしを喰らってしまう事と思います。

 

正直な感想を申し上げると、あくまでも私としては、ブラック・メタルにはシンフォニックの装飾が施されたものよりも、シンプルなバンド・サウンドによるものを求めていたので、この重厚なキーボードは、若干、蛇足に感じてしまうのは否めません。

 

3分という尺の短い楽曲が2曲ありますが、それ以外は6分から9分にかけての尺の長さの楽曲が数多く存在し、楽曲の一つ一つが比較的長尺に制作されています。

中々の一筋縄ではいかない、プログレッシヴな楽曲の構成力により、聴き応えのある一枚へと仕上がっていると思います。

Band Name:

Tempus Fusion

 

Discography:

To End It All

 

Band Members:

Max Pharnam (Male Vocals)

Tim Goatham (Electric Guitars)
Anthony Quinn (Electric Guitars)

David Stanton (Male Vocals, Basses)
James Smith (Drums)

 

Website:

Bandcamp

iTunesストア

Spotify

 

Band Review:

イギリス、ハンプシャー出身、プログレッシヴ・メタル・バンドであるTempus Fusion。

 

イギリス出身のプログレッシヴ・メタル・バンドであるSeason's Endに、男性ギタリストとして在籍するDavid Stanton、Tim Goatham、イギリス出身のブラック・メタル・バンドであるCodeに男性ドラマーとして在籍するJames Smithという三名の男性ミュージシャンを中心に結成された、ダーク・メタル界の中ではちょっとしたスーパー・バンドのようです。

 

このTempus Fusionというバンドは、2010年に結成され、2012年に1stフル・アルバムにあたる『To End It All』という、現在に至るまでに一枚のフル・アルバムをリリースされています。

 

その音楽性は、YouTubeにて1stフル・アルバムにあたる『To End It All』を試聴する限りでは、中音域から高音域にかけての繊細さと激情さを併せ持つ男性ヴォーカルをフロントに迎え、アクセントとして時折導入される低音域の男性デス・ヴォーカル、ツイン・エレクトリック・ギター、ベース、ドラムなどといった生楽器を配した、モダンさと重厚さとが実に巧みに融合された、ダークなプログレッシヴ・メタルを展開するバンドのようです。

 

Bandcampにて、イギリス出身のプログレッシヴ・メタル・バンドであるTesseractのタグが付けられたバンドを探求していたところ、このTempus Fusionというバンドを発見致しました。

正直な感想を申し上げると、Tesseractとの共通点は特に見当たりませんが、そこにさえ目を瞑ると、非常に良質なバンドに巡り合えた事に喜びを隠す事が出来ません。

男性ヴォーカリストとベーシストを兼ねるDavid Stantonによる本家であるSeason's Endが私にとってのストライク・ゾーンの音楽性を提供してくれるバンドなので、異様なまでの完成度を誇るのは、ある意味では当然の事なのかも知れませんが、このTempus Fusionというバンドの場合はより一層の重厚なバンド・サウンドに満ち溢れていて、Season's Endがヘヴィ・メタルとしては物足りないと思ってしまうコアなメタラーさんには、是非とも聴いて頂きたいと思うバンドです。

 

正直な感想を申し上げると、男性ヴォーカリストとして在籍するMax Pharnamによる歌唱力は、若干の不安定さを感じる部分があり、Season's Endにて魅惑の歌声とシャウトを披露していた、男性ヴォーカリストとベーシストを兼ねるDavid Stantonが一人で歌い上げた方が、より一層の音楽としての完成度が上がったのではないかと思ってしまいます。

しかし、その不満は、聴き込むうちにこのTempus Fusionというバンドならではの個性と思う事が出来るようになってまいりました。

 

8分という大作志向の楽曲が1曲だけありますが、それ以外は6分から7分にかけてのものが多く、Season's Endと比較すると、プログレッシヴ・メタル・バンドとしては楽曲の一つ一つが比較的コンパクトに纏められています。

9曲目にあたる「The Predators Are Here」などは、終わり方に若干の呆気無さを感じてしまう部分があり、あと一歩、ダーク・メタルには長尺の世界観を持つ楽曲を期待してしまうという、贅沢者である私がおります。

余韻に浸る事が出来ないのです。

 

Fallen 『A Tragedy's Bitter End』

Pathos 『Katharsis』

Escarre 『Une Voûte Sans Clef』

The Foreshadowing 『Days Of Nothing』

A Dream Of Poe 『An Infinity Emerged』

Horse Latitudes 『Awakening』

Funeral 『From These Wounds』

Monumentum 『In Absentia Christi』

Komaday 『Ghost And The Wiseman』

 

先日に公開した、私を構成する9枚のCDアルバムでは、ドゥーム・メタル、ゴシック・メタル、エクスペリメンタル、トリップ・ホップ、ポスト・ロックなどといった、様々な音楽ジャンルが入り乱れた、「本当に素晴らしい音楽の前では音楽ジャンルの細分化など無意味なものなのかも知れない」というあくまでも個人的な思想が反映されたリストとなりましたが、それでもやはりヘヴィ・メタルに特化したリストを作成したくなってしまいました。

 

イタリア出身のMonumentumは、どちらかというとヘヴィ・メタルというよりもゴシック・ロックだのダーク・ウェーブだのといった類のような気がしないでもありませんが、スイス出身のエクストリーム・メタル・バンドであるCeltic Frostからの影響を受けたという事で、ゴシック・ドゥーム・メタルの要素が強い事もあり、この私を構成する9枚のヘヴィ・メタル・アルバムというリストに無理矢理にセレクト致しました。

 

どのCDアルバムも、多大なる衝撃を感動を与えられた、私にとっては愛着もひとしおの名盤ばかりです。

 

たったの9枚に絞る事は非常に困難を極め、セレクトする事が出来なかった、私の生涯における数多くのヘヴィ・メタル界の名盤があります。

例えば、オーストリア出身のゴシック・ドゥーム・メタル・バンドであるJack Frostがリリースした3rdフル・アルバムにあたる『Glow Dying Sun』、アメリカ出身のスラッシュ・メタル・バンドであるMachine Headがリリースした1stフル・アルバムにあたる『Burn My Eyes』、イギリス出身のプログレッシヴ・メタル・バンドであるSeason's Endがリリースした1stフル・アルバムにあたる『The Failing Light』などといった一枚もまた、セレクトするか否か、たいへん迷いました。

 

この記事を閲覧して頂いた、そこの貴方を構成する9枚のヘヴィ・メタル・アルバムを、是非とも私に教えてください。