〜時を経た「再会」〜 | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。


坂村真民記念館で、館長の西澤さんと母が本日やっと、対面することができました。



数年前、西澤さんが一遍上人誕生の地・道後の宝厳寺での演奏会に来てくださったことが始まりでした。ある時、私の母方の親族・佐伯秀雄は真民さんの人生の恩人であったことを知り、その弟であり母の父である佐伯蔵始め佐伯一家と真民さんの交わしたお手紙の数々も、祖父が昨年旅立った後にたくさん見つかって、今日はそれらを真民記念館へお渡しすることもできました。





元々、歌集「蒼穹」上で交流のあった秀雄さんが真民さんに声をかけることがあり、現・三瓶高校(山下第二高等女学校)の教員職付きで九州から愛媛へ来られることとなった真民さん。終わりに赴任した新田高校にも2人の縁があり、愛媛生活初期には歌集も共作しています。


(山下第二高等女学校は山下亀三郎さんのご親族の作られた学校。亀三郎さんは桐朋の創始者であり、偶然にも桐朋学園は私の母校です。)


西澤さんは真民さんのご親族。
時を経て、それぞれに所縁ある二人が真民記念館で真民さんの人生に触れる瞬間。側で見ていて感慨深いものがありました。




真民記念館で現在展示されている「まなざし」展。真民さんのご家族愛、人類愛は、コロナ禍でささくれ立っている心に染み入るものがありました。