第2回野村地区復興コンサート。
今年は西予市野村シルク博物館での開催でした。
ポスターの横には眞子内親王御給桑の繭。
奥には織り機が並びます。
式年遷宮、日本の皇室の皆様、エリザベス女王のお召し物にも使用される伊予生糸。
野村町で誕生しています。
熱湯で煮沸し、糸に紡ぐ行程はこの方がお一人で、手作業でされています。
この機器で遅い速度で操糸する事で、艶のある、柔らかく上品な品質の「伊予生糸」と呼べるものが誕生するそうです。
光沢と質感の上品さ、艶々ふわふわ。
一本が切れないように丁寧に束ねられ、出来上がった糸は京都に向かうことが多いそう。
西陣さんなどに使用されています。
木を煮出して染色する行程も、手作業。
糸の出来始めはこのようにくっついて使えない部分となるので、シャンプー コンディショナー ボディケア用品等に変身するそうです。
博物館横にある工場。
一つの場所で製糸まで行え、博物館があるという形態も稀で、自然の中に素晴らしい施設が存在することに、改めて驚きました。
展示室にピアノを入れてくださり、沢山の町民の方々と音楽を共有でき、幸せな時間を頂きました。
コンサートの様子はまた別に綴らせて頂きます。