遊行寺を訪ねて | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。


ご縁をいただき、一遍上人の時宗総本山遊行寺を初めて訪ねました。


一遍上人誕生の地である道後の宝厳寺。

こちらが火事となり文化財である木像も消失し、本堂も含めた大掛かりな復興へのチャリティで音楽をさせていただいたことが、今日に至る道後でのまちづくりコンサートに寄せて頂くこととなったきっかけです。


宝厳寺落慶記念コンサートを弾かせて頂いた年の冬に、財団奨学生としてお招き頂いた江ノ島でのロータリークラブのとある会で遊行寺の檀家さんをされているご一家の方に偶然出会い、道後で活動されているのならとお声がけいただいたことからご縁が重なり、今日の訪問へ至りました。



今日は薬師寺からお坊さんが来られての講話があり、そちらに寄せて頂いた後に檀家総代の田中様と、遊行寺の法務・財務執事の方々とお話しさせて頂き、ご案内頂きました。





中雀門には天皇家の菊の家紋と、徳川家の葵の家紋が同居していたり


朝と夕刻につかれるこの鐘楼は長く北条家がもたれていたものであったり


小書院は関東大震災も免れ、とても特別なガラスが貼られている有形文化財。




関東大震災で本堂が駄目になってしまった時は、こちらを本堂とされていたそうです。


とにかく広大な境内で(学校が併設されています)、普段は地元の方が敷物を広げてピクニックをしたり、ベンチに腰掛けていたり、お花をみて散策されていたり・・・

地元の方とのイベントがあるときは藤沢出身のプロレスラーの方のプロレス披露があったり、薪能などされているそうです。


時宗のお経にはイントネーションが線で指定されているそうで、時宗とお能の結びつきも学ばせて頂きました。



藤沢駅からそう離れていない山を少し上がったところに位置する遊行寺の立地は、道後の宝厳寺とどこか似ているところがあるなあと思いつつ、海風を浴びながら素敵な経験を頂いた今日に感謝し、お暇致しました。


この訪問をエスコートしてくださった茅ヶ崎ロータリークラブ・茅ヶ崎観光協会会長の田中様には心から感謝致します。
また、いつもお招きくださるかながわ湘南ロータリークラブの皆様、
5年目となる音楽会を実現くださる道後の誇れるまちづくり推進協議会、旅館協同組合の皆様。
皆様との繋がりに感謝して、これからも私にできることを尽くしていきたいと思っております。



来月の道後のコンサートでも、少し触れられたらいいなあと、トークと音楽を練ります^ ^