バンベルク交響楽団公演 | ERI`sLeaf

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ピアニスト・黒田映李のBlogです。






大変迷ったけれど、、

頂いたチケットで久しぶりにドイツオケを堪能でき、心からリフレッシュできた日。東京文化会館でした。


バンベルクはニュルンベルクからも電車で1時間ほど、歴史的な建物の残る、素敵な街です。

川沿いの建物の光景はベネツィアのようで、大聖堂も立派。細やかな石畳を歩いて歩いて行き着いた先のレストランで頂いたラオホビア(煙で燻したビール)は独特の香りで、大好きな味。フランケンワインが並んでいるのも、住んでいる町からほど近い標識のような感覚でとても嬉しいものでした。


オケメンバーの方々が舞台に現れると、そんな記憶が一斉に蘇って来ました。五感共記憶を辿る不思議な瞬間は一瞬で、懐かしさの次に安堵がきました。

ドイツは私にとって、紛れもなく第二の故郷のようです。



大好きなブラームスの協奏曲第1番は、ピアニストの熱意と知性、高い精神力で素晴らしい構造美。
後半のドボルザークもバンベルク響のどっしりと、しかし動きのある音楽にぴったりと、心に響くものでした。

久しぶりのバンベルク響の音にも再会したような気分になり、嬉しく家路を辿りました。


...そして引き続き、
完全にホームシックです。w



あんなにも、やりきった気持ちとともに出た街へ、ドイツへ、行きたい、、、と、音楽家魂が叫んでいます。