ヨーロッパで弾いてる姿、初めて撮ってもらったかもしれない一枚・・・
このミニーちゃんが、いえいえ、マットールドちゃんが撮ってくれました。
ありがとう!!
とあるザルツブルク郊外の古城であったマスタークラス。
約一週間、三食レッスン付きのまさに籠城生活をしてきました。w
8時 朝食
9時 それぞれにレッスンスタート
13時 昼食
14時 それぞれにレッスンスタート
18時30分 夕飯
23時~ 静かにね。(本当は就寝。)
あいている時間はレッスンを聴講したり、空いていたら練習室でさらったり、希望者は卓球も、ハイキングも、近くにプールもあって泳げたらしいです。
私は午前中のうちにレッスンだったので、午後からは練習と、エントランスでパソコン作業。
夜は比較的部屋がすいていたので、22時30分までさらって、その後は出くわした教授陣、生徒と酒盛り・・・
極めて規則正しい籠城生活でした。
日本からやってきたゆみちゃんと、ヴィオラのペーター先生。
このペーター先生との出会いは、強烈でした。
ワークショップ前夜にホールで練習していると、
「ねえねえ、まだ練習するよね?」 ・・・はい。
二分後、
「ねえねえ、ねえねえ、まだ弾きたいよね?ワイン一本プレゼントするから!交代しようよ」
譜面台とトリオのメンバーひっさげて乗り込んできた先生にワインで買収されw、そのまま酔っ払いの音楽会が始まり私は退散・・・
その後本当にワインを一本いただき、堪能しました。爆
ラストの晩は皆がエントランスに集まって酒盛りだったのですが、
途中からペーター先生と哲学的音楽論に熱中しはじめ、
「よっしゃ、本書こう!哲学の本書こうぜ!!かんぱーい!!」
終始酔っているのか本気なのかw
しかし、今まで一人黙々考えていたことが次々自然と言葉になって出てきて、それに対してペーター先生はすらすら、深く共感してくださり、本当に尊いお話がたっくさん出てきて、お互いに感激興奮しながらマシンガントーク、気付いたら3時・・・
翌朝エントランスで再会すると、
「え、うっそ!えり、今から弾くの?!! ふらふらじゃないの?!!!!」 ・・・はい。w
しっかりコンサートで弾いてw、先生も聴きに来て下さり
「・・・音楽だった。音楽だった。」wしっかり批評頂き、
帰りの電車では途中まで一緒だったので、引き続き色々なお話をしました。
「僕はまんなかが好きなんだ!」
先生のこの発言がきっかけで、展開していった音楽哲学論。
自然と音楽と心の動きと・・・
心地よくまんなかに、留まること。
「美しい音楽を奏でてこうね! またね!!」
どこまでもピュアな音楽家の助言、大切に持っていきたいです。
今回師事したミラーナ先生と、チューリッヒから来ていたラウラちゃん。
先生のレッスンは毎回的確で、生徒さんによっていろんな改善方法がでてきて、その抽斗の多さ、うまさにびっくりしました。
ラウラちゃんははじめっから終わりまでとにかくかわいくて、いつ会っても満面の笑顔、天使の様・・・
この秋からドイツの音楽学校に通うため、家族の元を離れるそうです。
がんばって!!
部屋からの夜景。
本当に居心地のいい環境下、楽しい講習会でした。
...
コンサートでの衣装のまま、帰ウィーン。
一週間、ほぼ城を出ず決まった人にしか会わなかったので、電車を降りてから人の多さに挙動不審・・・w
その後そのまま録音をお願いしていたので、ナチュラルハイなテンションで弾きまくり、技師さんとご飯を食べて帰宅。深夜の掃除洗濯とパッキングを経て、翌朝日本へ発ちました。
・・・
ってことで、今、日本です!
ごりごりさらいます。2012年・夏。