やさしいうたシューベルトの最期のソナタ。譜読み始めると涙がこぼれでてとまらなくなって、びっくりしました。自分で作曲しそれを演奏するのではない限り、弾き手は先人から残された作品を前に、自らの心と体で理解して立体化できるだけ。作品にはもう、魂が込められています。日々感覚を磨きながら作品と、自己と対話を繰り返し、どこまで自分として踏み込めるのか、冷静さを見失わないようにすること。カコを求めてしまうのはエゴ常に、新しく音楽すること。シューベルト先生に喝を入れられた気がします。