とりためていた写真と共に、少しずつ振り返っていけたらと思います。
これは、リタとのツーショット。
ニュルンベルクでは、オイリュトミーというシュタイナー教育の踊りの分野に伴奏で携わっていました。彼女はそのカリスマ的先生であり現役オイリュトミストで、写真は最後に舞台で伴奏させていただいた時のものです。
オイリュトミーには音楽で動くものと詩で動くものがあります。
音楽ではクラシック曲が多く用いられ、その時の表現の目的にあわせて作曲家、調整や音程、そこから受ける印象等を拾って、一つ一つの動きが組み立てられていきます。
コース等では初見で演奏を求められることが多く、初めて訪れたときは不安と焦りと、正確に弾くことに必死でかちかちだったのですが、
「まちがっても、旋律だけになっても私たちは全然いいの。ただ一つだけ、音楽的に弾いて!」
リタに声をかけられて、とっても楽になったのを覚えています。
こんなにも自分の求める音楽とリンクする分野があったのだと、なにかの折に感動し続けたオイリュトミー。
彼女との出会いも、運命的な大きなものでした。