いかりや長介さん | 幸せ、よろこび、楽しみ、癒し、ゆたかさ、ゆとり、、、等などの、小さなメッセージお届けします。クローバーのリトルメッセージ

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Book・OFFで見つけた

いかりや長介さんの本

タイトルは『だめだこりゃ』

亡くなる数年前に書かれたのだろうか。

わたしが好きな、あの、渋くてかっこいい長さん の写真が表表紙になっていた。

裏表紙には、やはり、わたしが大好きになった あの、キリンラガーのCMでの長さんが写ってる、 、、

本の帯には、 ビートルズの前座、メンバーに対する思い、

役者にやってからのことなど、わたしがしりた かったことが、ずらりと並んでいた。リアルタイ ムでのドリフターズの演奏映像など皆無で、どう にか当時のドリフターズの演奏を聴いたりできな いかと思ってもなかなか無かった。

さらに、ドリフターズについての記事やコメント は、ほとんどが本人たち以外の人のもので、当の ご本人(なによりも長さん)が、ドリフを語らず して、他の誰が語ったところで、真相はわかるは ずがないと思っていたので、

この長さんの自伝は、

わたしに願ってた出会いを与えてくれた。

買ったその日にコメダで読んだら

わずか3ページで泣いてしまって読めなくなった

荒井注さんとのお別れを綴ったのがそれだった。

最初のエピソードでこれだ、、、

やられたよ長さん、、、

『だめだこりゃ』

涙で読めないじゃん、、、



しかたなく数日ほっておいて

今日は再挑戦!!

最後まで読み終えた、、、

昭和一桁生まれの長さん(昭和6年)は、同じく昭 和一桁うまれの、うちの父親(昭和8年)とどこか で重なる、

その時代背景や、育った環境、受け継いだものや 大事にしてきたものが、

似ているところが多々あった

浪曲子守唄、、、清水の次郎長、、、 堅気の誇り、、、

きっと長さんや父の父親もまた、それらを守り大 切にしてきたであろう、暮らしや風習、、、

それを受け継いでいる人のにおいというか、、、 懐というか、、、

そんなのを

父と重ねたりしながら、、、

長さんのお父さんの言い回しは、私たちがテレビ で見た、あの長さんの言い回しと正しく一緒なこ とや、

ドリフターズという存在が、長さんの言葉として 語られたことは、此れが最初で最後だろうとおも いながら、

まるで昭和にタイムスリップしたかのように、長 さんの人生と共に、わたしもあの頃を歩いたよう な、そんな気がした。

長さんのことばからは、

決して誰かを責めたり不快にさせたりしない姿勢 と、誤解やすれ違いで、相当叩かれたんだな、、 、と思われる、『言葉にしない傷痕』があった

きかん坊で威張りんぼうな印象が強かった長さん だけに、晩年の柔らかい表情は、わたしの憧れと なった

素敵だな、、、

あんな風にわたしも歳を重ねていきたい

そんな長さんの本に出会えたのも 何かのご縁

よかった、ありがとう

この本に出合えて、、、

1400円だった本は、108円になっていたけど、

物の値段とその価値は、買った人が感じることだ から、、、

わたしは、108円で買えたこの本に、お金では買 えない価値を見つけました。