昼間寝たので寝れません。
したがって、ちょっと考えたのですが、みなさん最近植え込み型補助人工心臓が承認され、使用可能となったとしっていますか?
去年の11月にテルモ社製デュラハートとサンメディカル社製エバハートの国産2社の植え込み型人工心臓が認可されました。植え込み型といってもポンプは体内でバッテリーは体外にありポンプから出た電源コードはわき腹の穴からバッテリーにつながります。バッテリーといっても小型なので持ち運び可能です。
エバハートとデュラハートの違いですが、エバハートは長期使用を考え、ポンプの軸を残しています。
デュラハートは磁気浮上型遠心ポンプのため軸がありません。軸がないほうが摩耗が少なく血栓ができにくいのです。
では、エバハートの方が血栓ができやすかといえば、そうではなさそうです。
ポンプ内に水を循環させ、軸の摩擦をへらし、血栓対策をしているようです。
けれど、そこまでして、長期使用に向くように軸を残したのにはわけがあります。日本では移植数が少なく3年は待たなければならない状態です。そこで、構造の安定化を図るために軸を残したのです。
また、エバハートは日本で治験をしています。開発者の日本の患者さんを救いたいとの思いからだそうです。
それまで動物にしか使用していないエバハートを、初めて体内に埋め込んだ患者さんと、開発者とそれに携わった医療スタッフの努力を考えると、頭が下がります。その後その患者さんの経過も良好で、エバハートは承認にいたったというわけです。
今までは血栓のために多くて月一回ポンプの交換を必要とし、駆動音のうるさい、長期入院を要する体外式補助人工心臓しかなく、移植待機中に亡くなる方も多かったそうです。
ただし、現在も体重20kg以下の小児用の植え込み型補助人工心臓は出回っておらす、小児は上記の体外式補助人工心臓しか使用できません。また、補助人工心臓は移植待機用にしか使用できず、60歳以上の移植適応年齢外の方には使用できません。
わたしとしては、50代後半で移植を受けて、高齢になっても免疫抑制剤を飲み続けるより、植え込み型補助人工心臓をいれて、抗凝固剤を飲む方がいいような気がするんですが、どうなんでしょうね?
現在やっと小児用の植え込み型補助人工心臓も開発されているようです。
医療機器の開発には多額のお金、(開発費用、治験費用など)がかかり、製造物責任などの問題から、必要だとは分かっていてもリスクが大きいため今まで国産の植え込み型(海外の植え込み型は大きく日本人の体格に合わない)は、なかなか出てきませんでした。
心臓移植待機中に亡くなる患者さんは年100~300人 うち小児は年20-30人らしいです。そして日本での移植後の生存率は9割だそうです。日本は移植までに亡くなる人は多いですが、移植さえできれば、生存率は国際的にみても高い傾向だそうです。植え込み型人工心臓によって、今後は待機中の死亡数も減らすことができるでしょう。
自分なりに補助人工心臓について調べて書いてみたのですが、まちがっていたらすいません。