( ̄ー ̄; もう一つ、、、難点がある。
大陸版、北欧版で、当たり前のことながら、、、言語の違いにより名前が違って来ること。
大陸版、北欧版双方を研究してオペラ化した、
R・ワーグナーの『ニーベルングの指輪』もあるが、
ココでも全て名前が変わってしまっているので非常に厄介・・・ (。>0<。)
( (-""-;)
神々も含めて、一人あたり3つの名前を持つようなもの・・・)
(殆ど変わらないのは、ヴァルキューレの長 or アイスランド女王-ブリュンヒルデ or ブリュンヒルドくらい。。。)
●ジークフリート : (北欧名)「シグルズ」
●クリームヒルト : (北欧名)「グズルーン」
〔ジークフリート&クリームヒルト〕
●王グンテル(グンター) : (北欧名)「グンナル」、(古高ドイツ語)「グンダハール」
●ハゲネ(ハーゲン) : (北欧名)「ホグニ」
●アルベリヒ : (北欧名)「アンドヴァリ」
●ドラゴン・ファフニール : (ゲルマン名)「ファーヴニル」、(オペラ名)「ファーフナー」
●オーディーン神様 : (オペラ名)ヴォータン
●ロキ神 : (オペラ名)ローゲ
●(フン族)アッチラ大王 : (ゲルマン名)エッツェル
※現-東欧大神界在
これに各伝承の内容差が加われば、
(゚Д゚≡゚Д゚) ?
もう頭の中がグルグル回転し始める・・・ ヽ((◎д◎ ))ゝ
(だから、物語として楽しめ、迂闊に解題はするな―― という戒めなのだろう。
)
( しかし、今度は、解題しろ
~ と煽るのが神々・・・
)
(『ギリシャ神話』をやってしまったので、北欧も躍起なのかもしれない・・・ (゚_゚i) )
( Tea Time
Youtube )
■喜歌劇 こうもり 「シャンパンの歌」 マリーナ・ドマシェンコ、マーリス・ペーターゼン
※2m28s
『ニーベルンゲンの歌』の舞台は、西暦400年頃~436年のライン川流域。
何故、そう云えるのか❓・・・
1⃣ ブルグンド王国( or ブルゴーニュ)の王グンテルと、
2⃣ (フン族)アッチラ大王は歴史上~実在の人物で、
3⃣ しかも、その両者の相手が、
4⃣ 当時の「西ローマ帝国」~
5⃣ その有能な将軍フラウィウス・アエティウス※だったから、
記録にハッキリと遺されていた。
(地中海圏で、文字など持たずに、余計な記録など残さなければ、今頃~ 独り静かな Happy な大晦日+新年だったかもしれない・・・
)
〔参考〕アエティウス===============
まるで、かつてのカエサル=ジュリアス・シーザーの生まれ変わりのような、西ローマ帝国の有能な将軍だった。 (=◇=;)
父親はスキタイ出身のローマ軍人。
※スキタイも遥か古代からのアジア系-遊牧騎馬民族だが、
黒海北岸~ウクライナ域では黄金文化の民族、
シルクロードの交易民族としても歴史に名を遺している。
母親はイタリア系の裕福な貴族階級の女性。
現-ブルガリアのドナウ川沿いの生まれ。
帝政の都合により、ゴート族やフン族の人質になっていた時期もあり、
それが才能を磨く糧となり、
後の蛮族、異民族との戦いや交渉に有利に働いたよう。
この将軍アエティウスが★フン族の傭兵部隊★を使い、
西暦436年、ライン左岸~王グンテルのブルグンド王国を完膚なきまで滅ぼした。
※一度目は、勝利した後、ブルグンド王国の権利を認め、ライン左岸の定住を許した。
しかし、翌年、フン族の侵入に押されたブルグンド王国がローマ帝国領に侵入した時、
二度目は無く、容赦なく叩き潰した。
遺った遺民達は、ローヌ川上流のサヴォワ(樅
モミの森の国)に移住させられた。
※後の名家サヴォワ家の「サヴォワ」。 (現フランス 南東部)
王グンテル、ブルグンド王国を滅ぼしたのは、
フン族の傭兵部隊だったが、
その司令官は西ローマ帝国の将軍アエティウスだった。
(これでブルグンド王族も全滅した。 )
(フン族の性質は、ヨーロッパの各民族からすれば、残虐、容赦ない皆殺しにするような戦法だった。 )
(大陸奥地の騎馬民族出身の朝鮮~ 現・北朝鮮のやり方を見れば、少しは実感できるかもしれない。 とにかく野蛮、残虐な性質――)
( これは内政・外交が荒れ狂った高麗時代に入って来て、スリ替わったもの。)
アッチラが兄と共にフン族の王位-共同統治者に就いたのは、その2年前~434年だった。
兄の死で、単独の王となったのは、約9年後の445年頃。
だから、クリームヒルトがアッチラ大王と再婚して、ブルグンド王国へ復讐云々は間に合わない・・・
既に、ブルグンド王家は滅んで、誰も遺っていなかったから。。。 (*_*)
(有名な「クリームヒルトの復讐譚」は、遺された遺民や周辺ゲルマン諸族の世界で造られた伝聞に過ぎない。)
(西ローマ帝国の将軍アエティウスも、そのような暇な事はしない――)
ブルグンド王国、王家の滅亡には、
「アエティウス」の存在が欠かせないが、
『ニーベルンゲンの歌』には一切触れられていない・・・ ヘ(・o・Ξ・o・)ヘ
よって『ニーベルンゲンの歌』の核心部分は、~「ジークフリートの死」まで―― ということになる。
その有能だった将軍アエティウス・・・
最後は、西ローマ帝国皇帝に疎まれて、、、
ラヴェンナの宮廷で財務報告中に、
(都はローマではなく、北のラヴェンナに置かれていた。 ローマは永遠の都という歴史遺産都市の位置付けで――)
この時代の「東ゴート王国」とは~
初期の黒海北沿岸~ドニエプル川東側にあった東ゴート王国ではなく、、、
(西進して来たフン族に潰された王国ではなく、、、)
西ローマ帝国滅亡前後、東ローマ帝国の下部組織としてのゴート人の王国だった。
(by テオドリック)
〔東ゴート王国の領域〕 ※西暦497年 - 553年 by テオドリック
その皇帝の手で直接暗殺されてしまった。。。
(まさに、、、死に方までジュリアス・シーザー様ソックリ・・・ A=´、`=)ゞ )
「最後のローマ人」
「蛮族にとっての恐怖でありローマにとっての守護者として称えられた男」
~とも称された。
その後の西ローマ帝国・・・
アエティウスを暗殺した皇帝自身も暗殺・・・
次の皇帝は、蛮族との戦いに敗れた挙句、反乱に遭い殺害・・・
次の皇帝も反乱に遭い斬首・・・
蛮族に左右される皇帝が続き、 (@_@) (:_;)
廃位 の次に暗殺
で幕を閉じ、
アエティウス暗殺の約30年後に、とうとう滅亡してしまった。。。 (/_;)/~~
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しかし、歴史、史実の記録には、
ジークフリートやブリュンヒルデ、クリームヒルトといった名前は全く登場しない・・・
●西ローマ帝国-将軍アエティウスと関わる前だった為か、
●それともブルグンド王国内部の話しだった為かは分からないが、
何も遺されてはいない。。。 ヘ(・o・Ξ・o・)ヘ
(正確には、余計な、、、記録好きのローマ帝国が関わったからこそ、、、「ブルグンド」の名が遺されたようなものかもしれない・・・)
(-""-;)・・・ では、かつて2014年、「ローレライの岩」の下から封印解除して、
今、凍り付くようなスイス・アルプスの上で剣を振り回している騎士のような存在は、
・・・
一体誰なんだろうか❓・・・
(→その3に続く)