聖武天皇-崩御前には、「橘奈良麻呂」が皇太子問題に絡んで動き出し~
孝謙天皇の時代になり、▼橘奈良麻呂の乱▼を起こして粛清――
父-橘諸兄が藤原仲麻呂に追い落とされていたので遺恨もあった。
(橘諸兄は聖武天皇の下、左大臣になっていた。)
※但し、橘奈良麻呂 ⇔ 藤原仲麻呂とは従兄弟同士、遠戚関係。
(長屋王と藤原4兄弟も義理の兄弟だった・・・ )
藤原仲麻呂も光明子様、孝謙天皇とおば、いとこの仲だが、その光明子様、孝謙天皇が親族ということで藤原仲麻呂を重宝しかといえば、そうではない。
あくまでも、朝廷内の掃除の一環として、天皇側に付いていたから活用した。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
長屋王を葬り去って、藤原4兄弟は、わが世の春を謳歌していた。
ところが、数年後に藤原4兄弟が天然痘の病魔に襲われ滅亡すると・・・
橘諸兄、僧-玄昉、吉備真備等、反-藤原派が台頭し、 ゛(`ヘ´#)/
聖武天皇も“反藤原の天皇”に豹変した。 (゚ー゚;
※元々、聖武天皇は病弱なところがあったので、自らの強い意志というのは希薄だったし、
皇后の光明子様が政務を代行されることもあった。
光明子様は藤原4兄弟の実の妹だったが、“反藤原の天皇”に従った。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
その皇女(娘)~ 孝謙天皇は、逆に“意志”を強力に現す天皇のようだった。
※NHK『大仏開眼』より
今度は藤原仲麻呂が自分の本性を露にしたら、容赦なく叩き潰した――
(当時、既に皇族~臣下、幅広く遠戚関係が築かれていたので、それで皇位継承問題に口出しして来たので、親族とはいえ、油断されなかった・・・ )
その反乱計画~
『孝謙天皇を廃して塩焼王・道祖王・安宿王・黄文王の中から天皇を推戴する―― 』
※黄文王・安宿王は、長屋王 ⇔ 藤原長娥子の子供達。
(既にアップしたように、黄文王は獄死、安宿王は佐渡へ流罪、同じ兄弟の山背王は敵側にいて密告した・・・ とされる。)
聖武天皇の存命中から計画を練り始めたよう・・・ (-""-;)
・・・ (-_-メ
孝謙天皇からは、死一等を減じて流罪に処するとされたが・・・
政敵・ライバルだった藤原仲麻呂は容赦せずに、 (≧▽≦)
捕らえた者は、その身分・地位に関わらず拷問して追及したので、橘奈良麻呂は獄死したもよう・・・ (>_<)
※尚、橘奈良麻呂の孫-嘉智子が、後世~嵯峨天皇※の皇后=檀林皇后となっていた。
※嵯峨天皇は空海様、最澄様の大スポンサーで、呂洞賓様(大陸出雲神界)の御分魂。
檀林皇后も何仙姑様(大陸出雲神界)の御分魂。
そして同じく、空海様と共に、遣唐使として唐に渡った「橘逸勢」も孫の一人だった。
(面白いでしょう?~ (^~^) 観方によっては、天皇に刃を向けた反乱首謀者の子孫が皇后となったり、また遣唐使の一員となったり・・・ 「橘逸勢」って、書に秀で、空海・嵯峨天皇と共に三筆と称されているが・・・ )
現代じゃ無理でしょうね・・・ ( ̄_ ̄ i)
==============================
上記のように、橘奈良麻呂だけが乱を起こしたのではない。
この下に付いた派閥、朝廷官吏(官僚)達、皇族まで含まれていた。
(現代の宮内庁、与野党問わず派閥・会派、大企業内の派閥と似たり寄ったり・・・ 日本人の人間関係の負の面と変わらない―― )
次に、孝謙上皇時代には、淳仁天皇の下で「藤原仲麻呂」が台頭~ 権勢を振るうようになったとされる。
(ノ゚ο゚)ノ (ノ゚ο゚)ノ (ノ´▽`)ノ m(_ _ )m
僧-道鏡が登場して来たのは、この孝謙上皇時代~
平城京の外~「法華寺」を上皇の住まいとしていた時、道鏡が上皇の病の看病をしたことから親しくなり信任を得た~
〔法華寺〕
(朝廷内の風評を元にしたイメージをマンガにすれば、確かに面白いかもしれないが・・・ )
孝謙上皇 淳仁天皇・藤原仲麻呂間の不和・対立の中 、、、
▼藤原仲麻呂の乱▼が起こり鎮圧、粛清―
これも橘奈良麻呂と同じく、藤原仲麻呂だけが乱を起こしたのではない。
この下に付いた派閥、朝廷官吏(官僚)達、皇族まで含まれていた。
皇族~ そのトップが天皇=☆淳仁天皇☆だった・・・
(-。-;)/ よって~
淳仁天皇をクビにして淡路島へ流刑~ (/_;)/~~
この後に、上皇が再び天皇位に就いて「称徳天皇」へ。 (* ̄Oノ ̄*)
A=´、`=)ゞ
以上のように、ゴチャゴチャしているでしょう~ (ウンザリ・・・ )
そのようにしてきたのは、天皇というよりも、臣下=国民の方・・・
様々な人間の思惑、利権など~その集合体が、皇室、天皇という位を蝕み始めていた。
時代が変わっても同じ事。
今度は「天皇」位ではなく、首相や大統領などの位でしょう。
(企業なら、社長 or 会長の椅子か・・・ )
故に、人間の内面構造は、1000年以上も前から、殆ど変わっていないと云う由縁~
しかし、これが“地上で生きる世界”~ 環境は変われども、繰り返されて行く
(この帰結は如何に ・・・ (-"-;A )
★前代未聞の出来事★と云われるようだが、起きる以上~“起こって当たり前”―― (・∀・)/
起こる以前の状況を誰も気が付かない、鎮めないから、起こるだけ・・・ (・∀・)/
鎮めるべき朝廷の臣下が、逆に“変”の当事者になってしまうから、最後はこうなる・・・
「歴史」は、その“前代未聞”を繋ぎとして、軌道修正していくようなもの。 (°д°;)
(鎌倉幕府-北条政子様による、天皇・上皇~その一党を叩いて死罪・流刑にした“承久の変”ですら、前代未聞だったでしょう? (゚ー゚; )
★前代未聞★と評するのは、頭も心も働いていない証拠かもしれない・・・・・・ (^▽^;)
(→その45に続く)