■ファンデフカ・プレート (Juan de Fuca Plate)  & カスケード沈み込み帯

 

(  ゚ ▽ ゚ ;)

なんとも・・・聞いた事もないようなプレート。。。

 

 

(-"-;A ・・・

 

それもそのはず、、、
北アメリカ大陸、アメリカ合衆国西方沖にある小さな海洋プレート

※カリフォルニア州北部~オレゴン州~ワシントン州 → カナダ-バンクーバー方面~

 

 

 

実は、このファン~何とかプレートとは、古い太平洋プレートの名残のようなもの。
(そんなものが残っている地域・・・ )

 

「古太平洋プレート」が1ヶ所だけ北米プレートから太平洋プレートにはみ出てしまっている場所◆ファンデフカ・プレート◆

 

 


ひらめき電球 〔古太平洋プレート〕============
⇒約5000万年前に太平洋東部に広がっていた「ファラロン・プレート」の可能性が高いとみなされている。

 

これが、現在、マントルの最深部まで沈み込んでいる。 ダウンダウンダウン (←これもまた驚異の世界)

 

このプレートの一部が北米大陸の西方沖に「ファンデフカ・プレート」として残っている。

 

将来の予定としては、約1000万年後には別のプレートの下に沈み込んで消滅するとか・・・

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四角グリーン「ファンデフカ・プレート」はいくつかのプレートに囲まれている。

 

ダイヤオレンジ東部は▼カスケード沈み込み帯▼から北アメリカプレートの下に沈み込み。 右下矢印右下矢印右下矢印 ダウン

 

ダイヤオレンジ北部から南部にかけては、「ファンデフカ海嶺」などとして拡大境界。(境界を拡大中~ )

「メンドシノ断裂帯」などのトランスフォーム断層によって太平洋プレートと接している。

 

※「Ridge 」=海嶺、(↓)黒のストライプ線が海嶺

 

 

※このプレートは、東側-カスケード沈み込み帯で北アメリカ大陸に沈み込みながら、一方では、太平洋プレートに向けて 左矢印 左矢印 左矢印 ▲▲▲海嶺が拡張していっている

 

 

(-"-;A
要は、現在の太平洋プレートと北アメリカ・プレートの間にあって、粘土のように変形しながら、緩衝材の役割を果たしているような処か・・・

 

 

ダイヤオレンジカスケード沈み込み帯から北アメリカ・プレートに上がった地域には、シッカリと火山帯が並んで待っている~

 

  富士山メラメラムキーチョキ

 

 

 

 

その「ファンデフカ・プレート」の東部から北アメリカ・プレートに沈み込んでいる▼カスケード沈み込み帯▼の地震~ 爆弾ぐぅぐぅ

 

 


ここで西暦1700年に「カスケード地震」と呼ばれる“プレート間地震”が発生していた。
※推定・・・ M8.7~9.2

 

 


丸レッドカナダ-ブリティッシュコロンビア州のバンクーバー島から、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部に至る、長距離~太平洋岸北西部沿いのファンデフカ・プレートにおいて発生した。

 

丸レッド断層の破壊は1000キロの範囲にわたって発生し、平均の滑り量は20メートルであった。

 

 

 

ところで・・・ (^O^)/
西暦1700年~ まだ白人が西海岸に至っていないのに、そんな記録が残っていたのか はてなマーク
(西部開拓は1860年~ )

 

残念ながら、そのような記録はアメリカ大陸には無かった。 (@Д@;

 

 

 

しかし、、、日本列島に手掛かりが残されていた。 右矢印 (時に、江戸時代-元禄 クラッカー 花火

 


元禄時代の日本人が、遥々~太平洋を越えて、アメリカ西海岸で記録していた()、

 

 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ  ( ̄□ ̄;)!!

 

それをまた日本に持ち帰って家の宝にでもしていたのか !? ・・・ w川・o・川w

 


(そんなバカな ビックリマーク ~ ゲラゲラあせる )

 

 

ひらめき電球 因みに~ (-。-;)/
江戸城殿中-松之大廊下で赤穂藩藩主・浅野長矩(内匠頭)が吉良義央(上野介)に刃傷に及んだ事件が1701年

 

  叫び  ナイフムキーむかっ

 

赤穂四十七士の本所・吉良邸への討ち入りが1703年なので、それ以前の事になる。 グッド!

 

  ゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o

 

(A=´、`=)ゞ やれやれ・・・ 北アメリカ-西海岸のプレートの話題に「忠臣蔵」まで登場~ )

 

 

 

注意 実は、「カスケード地震」によって、日本の沿岸部に到達する津波が発生していた。

 

 

太平洋を隔てた日本側に★「1700年(元禄12年)の原因不明の津波」★に関する記録が残されていた。


“原因不明の津波”とは、地震も起こっていないのに、突然、津波だけがやって来て被災したということ。


その記録を調査した結果、1700年1月26日に、アメリカ西海岸でM8.7~9.2と推定される地震が発生し、1100kmの範囲に渡る断層破壊が生じたと推測されるに至った。

 


ひらめき電球 ====================
(産業総研-調査資料による。)

 

元禄12年の津波記録について調査を進めた結果、さらに幾つかの古文書を発見した。

本 本 本 ・・・ グッド! おーっ!

 

現在までに、岩手県宮古市(宮古・津軽石)、同大槌町、茨城県ひたちなか市、静岡県清水市、和歌山県田辺市(田辺、新庄)の7ヶ所において津波の被害を記載した文書が確認されている。

 

 

〔日本沿岸7ヶ所における古文書から推定した津波の高さ(赤)シミュレーションによる計算値(青)の比較〕

※1699~1700年頃

 

 

 

〔カスケード地震-太平洋を横断する津波のシミュレーション〕

※地震発生後6時間の水位分布


※東北地方だけではなく、日本太平洋岸~広範囲に渡って高さ数メートルの津波を受けていた。 富士山 波 波 波 波 波 左矢印 左矢印 左矢印 波 爆弾ぐぅぐぅアメリカ


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いやはや・・・ こんな時代から北アメリカ大陸からの自然災害の影響を受けていた。。。 うーん

 

南北アメリカの両大陸から、太平洋を越えて日本にやって来るということ。

 

 

 

ひらめき電球 そういえば、3.11の時に、日本から海に運ばれた(引きずり込まれた)物が海流に運ばれて、漂流して、北アメリカ大陸の海岸に打ち上げられていた。

 

  ガーン

 

 びっくり

 

〔To ワシントン州〕

 ※ ドクロ漂着船 ((゚m゚;)

 

〔To カナダ-ブリティッシュ・コロンビア州〕

 ※ハーレー  おーっ!

 

〔To アラスカ州〕

 ※トロール船&瓦礫 ガーン

 

 

(確かにシッカリ繋がっているか・・・ (-""-;)汗 )


(→その71に続く)