舞台はカナダ-ヌナプト準州のバフィン島から、→グリーンランド東に浮かぶ「アイスランド」へ。
アイスランドと、そこの番人をしている炎の巨人 -火龍スルト
については、下記記事にても簡単に紹介済み。
■『北極大神界~浮上』浄化計画(その8)
2017-02-26
http://ameblo.jp/dzf999tea-party/entry-12251286829.html
ここ、アイスランドは地質学的にも、世界でも稀な構造をしており、また『北欧神話』にも関わっている処があるので、再度おさらい ~ (^O^)/
題して、『楽しい♪~アイスランドの地質学』のお時間― 1時限目
〔まずはアイスランドの風景から~ 〕 (`∀´)/
アイスランドは殆ど北極圏に近い、火山活動によって誕生した、比較的“若い島”とされている地域。
※1600万年前と推定。
※但し、現在も成長を続けている~
(*゜▽゜ノノ゛☆
島の大部分は「台地」。
⇒火山活動や地質構造の変容によって形成された。
〔首都レイキャビクの街〕
内陸部は完全に人の居住を許さない山岳地帯と高原台地。
(その平均の高さは海抜500m)
最も高いのは南東アイスランドのヴァトナヨークトル氷河( or エーライヴァヨークトル氷河)にある▲クヴァンナダルスフニュークル▲で標高2119m(アイスランドの最高峰)。
〔ヴァトナヨークトル氷河〕
〔氷河にある青の洞窟〕
〔クヴァンナダルスフニュークル山〕
海を航海するノース人(
ヴァイキング)の重要な中継地点であった島。
アイスランドは中央大西洋-海嶺の▼地溝帯▼=「ギャゥ」( or ギャオ)が存在する。
※怪獣『ギャオス』(↓)ではありません。
〔ホンモノのアイスランドの“ギャゥ”(ギャオ)〕
この▼地溝帯▼=「ギャゥ」( or ギャオ)の両側が、「北アメリカ・プレート」と「ユーラシア・プレート」になっている。
⇒アイスランドは、大地の裂け目「ギャゥ」( or ギャオ)の間、二つのプレートに跨っている島。
※「北アメリカ・プレート」と「ユーラシア・プレート」の2枚の巨大な板を、⇒“点溶接”して繋ぎ合わせたようなポイントがアイスランドという島。
(北部においては北から南の方向に、南部においては北東から南西の方向に走る割れ目=ギャゥ)
ギャゥ(割れ目)を広げることで大きくなり、更に軸上になったギャゥ・ゾーンに沿って発生する火山活動によって付着成長を続けている。
⇒中央地溝帯を境目にアイスランドは東と西に向けて成長を遂げている
(1年に東西 ⇔ に1~1.5cm、合計2~3cm程度)
※ハワイ諸島が、⇒毎年~日本列島に接近し続けているのと同じようなもの。
アイスランドでは、島の中央を「北大西洋-中央海嶺」が貫いているが、このような島は世界でもアイスランドしかない。
「中央海洋地溝帯」でその▲海嶺▲が地表に乗り上げている部分が最大規模である故に、地球上の中央海洋地溝帯の最も肝要な部分をなしている。
▲海嶺 : 大洋の底にある海底山脈で、マントル(固体)が地下深部から上がってくる場所。
(ホットスポットとも )
海嶺の両側では、岩石の磁気が全く対称的に逆転
を繰り返している。 ( ゚ ▽ ゚ ;)
⇒「ポール・シフト」を起こし続けている。
⇒海嶺で海洋底が拡大 ⇔ している。
プレート造溝理論=プレート・テクトニック
⇒地震や火山活動は海嶺の軸の上に発生している。
⇒そこでのプレートは幾つかに分岐をし、新たな海洋の流れを創り出している。
島自体が2つのプレートを跨いでおり、火山群の島であり、その噴火が地球の歴史に大きな変化をもたらしてきた。
〔アイスランドの主な火山 〕
〔エイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火
〕 ※2010年3月20日
※現代でも、その火山灰により、ヨーロッパ各地の空港が一時閉鎖されるなど起っている。
※冷害、農作物への影響は世界的に深刻~ それが長期間続くことも・・・
(→その54に続く)