嫌いな友達がいる。

こう聞くと違和感を持つだろうか。

しかし、現状そうとしか言いようがない。

2、3週間に1度はご飯や飲みに行くし、長期休暇には二人で一緒に旅行もしたことがある。

それでもどうしようもなく嫌いなのだ。

 

友達であっても、お互いの理解できない部分や許せない部分が多少なりともあるのは当然だろう。

しかし、自分の場合そういったレベルを遥かに超えている。

誇張でも何でもなく、たった一つのやりとりの中だけでも、必ず嫌悪感を抱いてしまう部分があるのだ。

 

歪んでいる。

 

毎日毎日、行動を共にするたびにそう思うのだ。

ちなみに付き合いは4年である。

4年も一緒である。

おかしいだろうか。

 

例えば家の車が変わった時、「その色ダサくね」

例えば髪を切った時、「顔がのぺっとしてる」

 

何か自分がアクションを起こすたびに、必ず否定、いや、侮辱の言葉を投げかけてくる。

思っても言わなくていいじゃないか。そう思う。

20を超えるまでに一体どんな人生を送ってきたら、そこまで人の気持ちをないがしろにできるのか。小学生でももう少し取り繕って話すだろう。

 

一緒にゲームをする。

 

「おいなにしてんだよ」「いまのへたくそ」「俺この武器拾った、俺の勝ち。」「ああすれば今勝ってたやん」

 

自分は小学生とゲームをしているのだろうか。

悪いが自分はゲームは人並み以上には上手い。とあるシューティングゲームでは300位以内に入る程度の実力ならあった。なめてるのかこの野郎。

 

話の内容は、自分の自慢話とそれに沿った僕への侮辱。

自分はこうだけどお前はこうだよなw。そう言ったことを毎日よくもまあネタも尽きずにぺらぺら喋るものだ。

 

容赦なく縁を切ればいいじゃないか。

 

自分もそう思う。

しかし、なぜかはてなに摩訶不思議なことに、今更縁を切ろうとは思わないのだ。

おかしいだろうか。

おかしいのだろう。

 

心底嫌いなのだ。おそらく改善の余地もない。

でも4年も一緒にいる。そこが問題だ。

4年以上毎日顔を合わせると、それが当たり前になる。

はじめましての人物との間に生じる僅かな隔たりや、近づきすぎると弾かれてしまいそうな空間への遠慮が、4年も一緒にいると全くなくなるのだ。

つまり、居心地がいい。

その空間にいると不快感を覚えるが、その空間への遠慮はこちらもない。

ストレスはあるがダメージはない。下がるのはHPではなく好感度だ。

 

「遠慮のいらない場所ってつまり自分の居場所なんじゃない?」

 

どっかのIQ3くらいの愚かな自分がそう言ってる。

馬鹿が。でも、声でかいなこいつ・・・

 

もちろん正解は、言いたいこと言って後はスッパリ関わらない。これに限る。

心を鬼にすればまあなんとか可能だ。

しかしここで大きな問題が一つ。

 

友達マジ少ない。