山根成之「港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ」(1975)

港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ (1975)
監督:山根成之
出演:早乙女愛、松坂慶子、多岐川裕美、原田美枝子、地井武男、谷隼人、森次晃嗣
タイトルのとおり、本作はダウン・タウン・ブギウギ・バンドのヒット曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を原案にして作られた映画なのですが、なんだか・・・歌詞に沿ってるようで・・・非なるものというか・・・わけがわかりません。なんてったって中盤のクライマックスを飾るのはヨーコの妹(早乙女愛)とマリ(原田美枝子)のゴー・ゴー・ダンス勝負ですもん。原曲のマリって「客を取った」とか「仁義を欠いちゃ」とかいう歌詞だったような気がするんですが、なんでゴーゴーダンサー?(笑)
・・・




ところで、昔の映画に登場するゴーゴーダンスシーンって(現在の目で)観てるととても恥ずかしい気持ちになりませんか?たとえば映画「遊び」の関根恵子のゴーゴーダンスとか(笑)。しかし、本作の早乙女愛と原田美枝子のゴーゴー対決のシーンのゴーゴーっぷりは今まで僕が観てきたゴーゴーダンス映像の中でももっとも観ていて鳥肌(恥ずかしい系の鳥肌)が立つもので、、、ほんと凄かったです。ものすごいハジけちゃっている・・・ハジけすぎなんです(笑)。しかも、一晩中踊りまくるゴーゴー・ダンス・クィーン・コンテストって設定なので、すごく長いんです。もちろんそれがイヤだったワケではなく、最高にワクワクしながら鑑賞ましたw
だってボインボインのお2人がホットパンツやミニスカワンピ姿で踊り狂ってるワケですから・・・ぐはは


そして!!!監督ヤマネシゲユキ!!!
この人の演出・・・掴み所ないですね。この山根成之監督は、アイドル映画を数多く手がけられた監督さんなのですが、この掴み所のない遊び心がアイドル映画に向いていると会社から判断されたのでしょうか。映画全体の80~90%くらいは非常にオーソドックスな感じなのですが、フイにおかしな演出が飛び出してビックリしますw

例えばこの場面。デ・パルマばりのスプリット・スクリーン。これなんて別に意味ないんですよね。普通に撮ればいいじゃんっていう・・・しかもここ、このまま特に動きもなく何故か長回しなんです。何もない場面で3分割&長回しって(笑)。狂ってるなぁ。
他にもヘンなカットがちらほら登場するのですが、それはまたの機会に(またの機会は、ない!)。
撮り方だけではなく、場面や内容そのものがヘンなところも多々あります。ワンマンバスの中で早乙女愛と谷隼人が大きな声で痴話喧嘩するシーンとか、バカを通り越してカッコよくさえ見えました。谷さんが「そうさ俺はトルコ嬢のヒモなんだよ!!!それも2人の!」と大声でがなり立てて喧嘩しだすのですが、乗ってるお客さんはごく普通の(一般人の)おばちゃんとか・・・嫌なバスだなぁ(笑)。・・・。しかし、もっともカックンときたのは他でもないこの映画の大オチなのですが・・・ネタバレになります(そりゃそうだ)ので、またの機会に(またの機会は、ない!)。
【オマケ】原田美枝子2スナップ


この映画撮影してた時は16か17そこらだと思うのですが、煙草吸う姿もサマになってるぜ。美枝子様、ラブ!
追伸:
これ書いたあとで気付いたのですが、この「港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ」、来月シネマヴェーラで上映するんですね。いいなぁ夢の街大東京。。。
「70年代の青春:鬱屈と混沌と」
http://www.cinemavera.com/schedule.html
2/1(mon)、2/3(wed)に上映だそうです。平日ですが、皆でゴー!ゴー!