★2019年に「MDS→AML」になった妻・移植までの日々を夫の目線から振り返ります★

 

マックが世界で行っている“患者を支える家族のための家”「ドナルド・マクドナルド・ハウス」。私たちが通っていた大学病院の敷地内に、この建物があった。

 

マックでハッピーセットをクーポンで購入する際に、妻に「1セットごとに10円がこの施設に寄付される方で買ってね」と言われていたのでこの施設については知っていた。


そして、その前を通るたびに妻と「このような活動がもっともっと広がるといいね」と会話を交わしていた。

主に、辛く長いお子さんの治療を支えるお母さんのための施設。

 

白血病などの高度ながんの治療は、町の病院ではなく、自宅から離れた「高度専門医療」が受けられる大きな病院に入院することになる。期間も長期。特にお子さんの場合は、お母さんが付き添うことが情緒安定のためには必ず必要。その経済的、精神的負担は計り知れないと推測される。

 

付き添いの家族が、安価に宿泊でき、身体的、精神的に疲労をいやせる快適な施設が少しでも広がってくれるといいなと説に思う。(例えば、名古屋の施設だと、付き添い家族が対象1人1000円。リネン代一人210円。駐車場代1泊300円と記載)

 

 白血病を患った妻が入院していた期間はほぼ1年。そう、たった1年、恐らくそう思われる方も多くいるだろう。なぜなら、血液がんの治療は長く抗がん剤治療を多くの方は何クールも繰り返すため、入退院があるものの治療が数年続くなんてことはざらだからだ。

 

 だからこそこの様な患者を支える家族のための福祉がもっと広がって欲しいと思う。


私は、特に患者さんの家族の方々に役に立つ情報を、そして私が何を感じ何に苦労したかなどをこれからも発信していきたいと思います。