★2019年に「MDS→AML」になった妻・移植までの日々を夫の目線から振り返ります★

 

宣告されたのが6月。暦は9月に入り、この日8回目の外来を迎えた。妻の見た目の病状に変化はないが、この日の血液検査の結果は残念なものだった…。

 

・Hp6.8

・好中球200

・血小板0.9

相変わらず汎血球は3つとも超低空飛行のままだったが

 

・芽球(末梢血)5%・・・。

 

「私もびっくりしているのですが…」。いつも無表情の先生だが、少し狼狽えているように見えた

 

先週、マルクの結果が出て、骨髄内ブラスト4%(-3%)とその前より下がって安堵していたところ…。この1-2週間に何が起こったのか、、、

 

妻の骨髄内で、急激にがん細胞が増えているのか

先生「検査技師が目視で数を数えているので、もしかして間違っている可能性もありますが…マルクをしたばかりですし、少し様子を見ましょう」と。


病院からの帰り。何も話さず俯く妻に、私はかける言葉が見当たらなかった。

 

この時、私の脳裏をかすめていたのは

・MDS高リスク群の白血病化リスクは40-70%

・MDSは同種造血幹細胞移植以外に治癒はない

 

→まだ、白血病化が決まったわけじゃない。だが、移植は早いに越したことはないと聞く。移植ができないこの病院で待っていたは恐らくダメだ…


次々に妻の体に起こる異変。バンクからの回答もない。次に打つべき手は…。私は頭の中をぐるんぐるんさせながらその後の一週間を過ごしました。