今、急速に普及し始めている「ヘルプマーク」。私も妻の病気がわかってすぐに大学病院の総合案内でもらい、妻のかばんに付けました。(市の福祉課や主要駅などでももらえます)
裏には、緊急連絡先と症状を書く欄があるので、「骨髄異形成症候群による過度な貧血」と記入しました。
例えば・・
「〇〇〇のため、席を譲ってください」
「耳が聞こえないので、筆談でお願いします」
などと書くと良いとのことです。
私が、ヘルプマークをしったのは、妻と同じMDSを患った三重県の女性がその普及に
奮闘している記事を見たからです。(以下一部抜粋)
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疲れやすく、家から徒歩5分圏内の駅に行くにもやっと。
通勤ラッシュを避け、できるだけ遅い時間の電車で通勤も、そんなに席が空いていません。
優先席が空いていたら座りましたが、そこに座っている私はとても病人には見えませんでした。
実際に、「あんた、若いのによう座れるな!」と高齢の方から声をかけられたこともあります。自身の病気についてきちんと説明して譲れないことを伝えても、周りの人で高齢の方に代わってくれる人はいません。
席を代わりたいけど代われないもどかしさ。私は死ぬまでの一日を大切に感じているのに、なぜ朝からこんな切ない気持ちにならなければいけないのだろう。
こうして、疲れやすい体調になったり、具合が悪くなりやすい中で、「目に見えない病気」に対してどうすれば生きやすくなるか考えるようになりました。
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■「余命5年」と告げられたけど…。ヘルプマークの普及に務める骨髄異形成症候群患者の小崎麻莉絵さん
https://soar-world.com/2018/06/06/mariekozaki/
■三重県が感謝状
https://www.sankei.com/life/news/191204/lif1912040008-n1.html
発達障害や自閉症など、一見普通に見える方でも病気に苦しんでいる方々がいる。かなり認知されてきたものの、まだ半分くらいの人たちはこのマークが何を意味しているのかわかっていない気がする。
周囲の理解や支援を得られやすくするためにつくられた、目に見えない障害の人にはとても重要なヘルプマーク。皆がその意味を理解し、もっと助け合える社会になればと思います。