お母さん:40代なかば/週3派遣
赤ちゃん:小6/小1から不登校/AS診断あり
お父さん:一家の大黒柱
 
娘の担任の先生に用事があり、放課後に学校に行った。
 
娘は、別に行きたいわけではないけど、地震が怖くて1人のお留守番ができないから、私についてくる。
 
用事は早々に終わった。
 
卒業関連の話題になり、卒業式は今のところ行く予定にしてることを伝えた。
 
学校に向かいながら、本人に現状の意向を聞いてみた。
 
でもすべては、当日の気分次第なので、ちょくちょく確認することに意味がない気がする。
 
事前の練習、特に所作(卒業証書の受け取りとか、立ったり座ったりとか)は、知っておいた方が安心かな、と先生が言うことに、娘はうん、と答えてた。
 
ということで、卒業式の練習にも行く予定。
 
 
 
そして、卒業文集の話になった。
 
前からテーマは聞いていたけど、娘はやる気がないようだった。
 
お母さん「ママは、〇〇の作文を読みたいな」
 
と言ったら、分かったと。
 
おおー。
 
やった!
 
先生の前で、親子会議を繰り広げ失礼しました。
 
先生も文集を書くことに喜んでくれた。
 
どうやら、iPadのアプリで書くんだって。
 
600字程度らしい。
 
へー、タイピングだと書いたり直したりしやすいからいいね。
 
iPadを持ち帰って家で書いて提出することになった。
 
 
 
家に帰るすがら、
 
赤ちゃん「今日、書くわ」
 
とのこと。
 
まじ?
 
テーマは、将来の夢を選んだ。
 
過去は振り返りたくない、と。
 
かっこいいな。
 
 
 
私が、夕飯を作ってると、ダイニングテーブルで書き始めた。
 
カウンターから、だんだん文字が埋まっていくのが見えた。
 
夕飯の支度が終わるころに、もう書けてた。
 
早いっ!
 
読ませてもらったら、感動して涙が出てきた。
 
こんなちゃんとした文章を書けることにも胸が熱くなった。
 
お母さん「書いてくれてありがとう」
 
赤ちゃん「別に?ママのために書いたわけじゃない」
 
そっか。
 
 
 
パパが帰ってきたら、
 
お母さん「〇〇が卒業文集書いたよー」
 
と真っ先に伝えた。