


娘が小5の秋に死にたいと言ったことがきっかけで、この1年、教育や不登校の本を読んできました。(それまで、不登校を受け入れられずに読めませんでした)
不登校に悩んで引け目に感じた自分の気持ちを文字に起こしてみると、
暗ーい、重ーい感じになり(暗くて重くてもいいけど )、
書き直したり、
書き足したいことが出てきたり、
脈絡のない文章になったり、
を1週間ぐらい繰り返して、やっと気持ちの整理ができました
「学校に行かないで、どうやって育って社会に出ていくんだろう」
たぶん、これが不登校を不安に思う根っこです。
小学生の間は、フリースクールでも、不登校の支援施設でも本人がそこで笑顔になれるなら、場所はどこでもいいと思って、探したり、足を運んだりしましたが続きませんでした。
夕方に塾や習い事に出掛けていられた時期は、外との接点があったので、そこまで不登校を深刻には思っていませんでした。
そして、わが家では娘が大学へ進学することを大前提としてきました。
不登校真っ只中も、大学進学を前提として、私立の中高一貫校の受験を目指しました。
これまで、夫も私も学歴偏重主義な発言を、娘の前でずっとしてきました。
高学歴の方が、生涯収入が高いから。
あと、自分がやりたいことがなかなか見つからなくても、大学を出ておけば、つぶしがきくから。
どこかしら会社に就職して、そこそこの暮らしはできるだろう、ということです。
しかし、この1年ぐらいで、娘は会社に総合職や一般職で勤めるのは、合っていないかもしれないと思うようになりました。
まだ、12歳なので、これからどうなるか分からないけど。
それこそ決めつけるな、って話しですが、その可能性はあるだろう思います。
正義感が強くて、ルールを守らないヤツが嫌いな娘は、根回しやゴマすり、長いものには巻かれろ、本音と建前、といった臨機応変な人間関係・コミュニケーションは、苦手だろうな。
苦手なことをがんばらせるレールを敷くより、好きなことにエネルギーを注ぐ方が娘には合ってそう。
大好きなディズニーや裁縫の話をしている時は、すごく饒舌で楽しそうです
なので、大学進学だけを前提とするのは、娘には合わないかもしれないと思うようになりました。
私自身が、自分の価値観(学歴主義)にガチガチで、それを娘に押し付けてきたことに気づきました。
だから、辛いし、苦しい。
でも、自分の固定観念に気づけたのはよかったです
これを振り払わなきゃいけないと思い、ここにそう書いて、何度も文章を書き直して、やっと気づきました。
無理に振り払おうとしなくてもいいかも。
振り払ったつもりでも、またひょっこり顔を出すだろうから。
娘に押し付けなければいいのかも。
チラつかせなければいいのかも。
ついチラつかせても、そのとき、娘に、「〇〇は、自分の道を行くんだよ」とフォローを入れればいい?
そう思いはじめました。
私は私、娘は娘の価値観があると思います。