お母さん:40代なかば/週3派遣
赤ちゃん:小6/小1から不登校/AS診断あり
お父さん:省エネモードの会社員/輪島出身
おばあちゃん義母:80歳/認知症

 

被災3日目。
 
6時前に、物資がたくさん届いた。
 
寄付らしい。
 
 
 
朝ごはんは、食パン半分とたっぷりのリンゴジャム、伊達巻き2切れ。
 
どちらも、家から持ってきた食料。
 
お義母さんは、やっとこの状況に合点がいったようで、悪い夢物語のようだと言っている。
 
お隣さんは、金沢へ行くと言って撤収した。
 
夫の友だちの友だちも、金沢まで行けたみたい。
 
でも、今日は雨で、土砂崩れが怖いし、道も分からないし、私たちは動けない。
 
何より、ガソリンがない。
 
 
 
9時半、自衛隊が来た。
 
家が倒壊して、連絡が取れない家族・親戚・知り合いの方がいれば教えてください、とのこと。
 
娘が、おばあちゃんに一生懸命話しても、なかなか意思疎通がむずかしく、疲れてしまった。
 
 
 
12時におやつ。
 
春華堂のお芋のパイ。
 
美味しすぎる。
 
 
 
1時半に昼食。
 
一人前のパウチのおでんを4人で分けた。
 
おでんは、湯煎した。
 
地震から、温かいものを、はじめて食べた。
 
おでんのお汁を飲み干した。
 
美味しすぎる!
 
チャーシュー600gのかたまりも分けて食べた。
 
多くあったから、夫は友人に分けてた。
 
 
 
金沢にいる義妹の話しだと、七尾のガソリンスタンドで長蛇の列、ひとり10リットルと制限もあるみたい。
 
金沢まで向かって、途中で動けなくなった人もいるらしい。
 
うーん、私たちは避難所に待機だなあ。
 
 
 
昨晩は1時間おきに、目が覚めたので眠たくなってきて娘と一緒にお昼寝。
 
お母さん「お家に帰ったら何したい?」
 
赤ちゃん「暖房のある部屋にいたい。友達に会いたい。ピラティスしたい」
 
うんうん、そうだねー。
 
お母さん「ママは、あったかいご飯とお味噌汁を食べたい。きれいなトイレに行きたい。お風呂に入りたい。はみがきしたい」
 
お母さん「ドラッグストアとスーパーで好きなだけ買い物したい」
 
お母さん「うるさくて嫌じゃない?」
 
赤ちゃん「大丈夫。みんな静かにしようという気持ちは分かる」
 
そうか。
 
娘、すごいがんばってる。
 
避難所は、一日中ザワザワしている。
 
聴覚過敏がある娘にはつらい。
 
 
 
16時すぎ、地震発生から48時間が経った。
 
各家庭に、6リットルの水のパックが配布された。
 
タンクには、輪島水道課とある。
 
まだ外から物資は届いていない。

 

 

 
 
17時、防寒着の配付。
 
うちは、いいかな。
 
 
 
17:20、パンのパレットが運ばれてきて、みんな一気に列を作った。
 
夫は車でお餅を焼いているので、娘が並んでくれた。
 
私は、お義母さんが徘徊しないように一緒にいる。
 
仕分けに時間がかかるらしく、少々お待ちください、とのこと。
 
夫が焼いたお餅を持って、戻ってきた。
 
焼き目がついていて、美味しそう。
 
鍋にクッキングシートを敷いて、お餅にかぶさるぐらいにして焼いたみたい。

 

 

パンの列は、娘から夫に交代。
 
 
 
17:45、パンの配付開始。
 
うん、パンじゃなくて、練り物と、カニカマ、金時豆だった。

 

 
スーパーの寄付かな。
 
ありがたすぎる。
 
 
 
18:40、停電。
 
最悪すぎる。
 
と思ったら、3分?で復旧。
 
拍手が起こった。
 
 
 
19時、80歳以上の高齢者と小学生未満の子どもに、温かいうどんを配ってもらえるみたい。
 
 
 
やっぱり、停電。
 
はー。
 
もう、寝るしかない。