お母さん:40代なかば/週3派遣
赤ちゃん:小6/小1から不登校/AS診断あり
お父さん:省エネモードの会社員/輪島出身
おばあちゃん義母:80歳/認知症

 

7時過ぎに目が覚めた。
 
朝を迎えられた。
 
夜は何度も余震。
 
もはや、普通で、あんまり気にならない。
 
夫と娘が家から食料と、乗り捨てた車を持ってきてくれた。
 
朝ごはんは、浜松SAでお土産に買ったうなぎパイ。
 
めちゃくちゃ美味しい。
 
地震から初めて、水分をとった。
 
ペットボトルのルイボスティーでうるおった。
 
スマホの充電もできるようになって、一安心。
 
今日は天気に恵まれて、日差しがある。
 
冬の輪島で、こんなに天気がいいのは珍しい。
 
 
 
今日は、車で能登からの脱出を、期待してたけど、のと里山海道が通行止めと聞いて、その望みは絶たれた。
 
じゃあ、えーっと、何をするんだ?
 
4日に予定していたピラティスはキャンセルした。
 
5日から、仕事だけど、自宅に帰れる目処が立たないことを派遣元に連絡した。
 
6日は、整体の予定だったけど、これもキャンセル。
 
のと里山海道が開通するまで、何するの??
 
家の片付け?
 
お義母さんは、今後どうするの?
 
なんか疲れたので、午前中から仮眠。
 
起きて少しすっきりした。
 
お昼ごはんは、パンにリンゴジャムをたっぷり塗って食べた。
 
家から持ち出したやつ。

 

 

 
環境が変わったせいか、お義母さんの見当違いがひどくなっている気がする。
 
あまりにもやることがなくて、ピラティスの呼吸をしてみた。
 
思ったより、肺に空気が入る感じがした。
 
肺は地震のことをそんなに気にしていない感じ。
 
肺の力に安心した。
 
 
 
16時半、支援物資が届いた。
 
なんか、すごい安心感。
 
よかった。
 
地震発生から、ちょうど24時間あたり。
 
ひとり500mlの水、お菓子。
 
必要に応じて、大人用のオムツ、生理用品、粉ミルク。
 
市役所からの物資みたい。
 
4人で水2リットルと、お煎餅1袋もらった。
 
 
 
夕食は、支援物資のお煎餅とバナナ半分。
 
バナナは家から持ち出したやつ。
 
 
 
1日経ったけど、何の目処も立たない。
 
私はここで何を待ってるんだろう。
 
のと里山海道の復旧なんだけど、道路の復旧ってどれくらいかかるの?
 
家に帰りたい。
 
 
 
19時
 
なんと、夫の知人の話しによると、車で金沢まで行けるらしい。
 
でも、道はボコボコ。
 
下道を通るし、5時間かかる覚悟で、とのこと。
 
たぶん、ガソリンがもたない。
 
うー、輪島に着いた時にすぐ給油しなかったことが悔やまれる。
 
どーする?
 
 
 
20時
 
能登空港の孤立状態が解消したニュースがあった。
 
道路の復旧?確保?が進んでるみたいで、うれしい。
 
速攻ここから出たい、というより、安全に出たい、という気持ちになってきた。
 
とりあえず、4,5日は、仕事は休む連絡をしたので、焦って帰らなくてもいい。
 
帰りたいけど。
 
 
 
20時半
 
頭が痛い。
 
水分不足かな。
 
寒くて、体がカチカチにな
ってるからかな。
 
体操すると気持ちいい。
 
 
 
夜、何時だろう。
 
仮設トイレができたって。
 
頭が痛いし、横になると腰が痛いし、寝れない。
 
 
 
仮設トイレができた。
 
水が流れる!