『一汁一菜でよいという提案』を、先に読みたかったけど、図書館で予約したら、『一汁一菜でよいと至るまで』が先に届いたので、こちらから。
フランス料理のシェフの名前とか、レストランの名前、懐石料理の料理人の名前、懐石料理屋の名前、さまざまな分野の著名人だろう知らない名前がたくさん出てきた。
知らない名前が多くて、読み進めにくいところが多かった。
でも、気づかされたり、感動した言葉があったので、書き留めておこうと思った。
気づき
「お金をとるプロの料理と無償の家庭料理の違いを深く考えないで、あらゆる情報が一緒くたにして発信されてきました。それは今も変わりません。」(P.6)
「旬のものはたくさん出回るので安価ですし、栄養価が高くて、手をかけないでもおいしい。」(P.175)
料理ってすごいと思った
「一汁一菜を料理の入り口にして、一つ一つおかずを作ってみて、10種ほどでもできるようになれば、それで幸せに一生やっていけます。」(P.220)
料理って、そんな力があるんだ。
すごい。
難しいことを考えるのは疲れるから、料理に力をもらいたい。
味噌汁について
「味噌汁に入れたくないものはあっても、味噌汁に入れていけないものなんてありません。」(P.223)
ほんとに!?
餃子が好きだから、餃子を入れてみようかな。
「具だくさんにすれば、それぞれの具から旨味(水溶液)が出ますから、だし汁は必ずしもいりません。」(P.223)
マジで!?
味噌汁には、絶対だしがいると思っていた。
豚汁にもだしをいれていた。
ひと手間省けて、料理がラクチンになりそう。
「一汁一菜のお味噌汁には、いいお味噌を使ってください。」(P.234)
いいお味噌ってなんだろう?
麹が生きてるとか?
感動したフレーズ
「家庭料理は無償の愛の行為」(P.229)
「地球と人間の間に料理があります。」(P.232)
野菜を洗うところから料理をすると、自分が浄化されるような気がしていたのは、そういうことだったのか。
「幸せは、料理して食べる暮らしにあります。」(P.234)
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参考文献
『一汁一菜でよいと至るまで』土井善晴著、新潮社