


娘は、もう、来年のDハロ(ディズニーハロウィン)に向けて、ベル(美女と野獣)のドレスを作り始めた。
ロックミシンがほしい、と言うので、どの機種にするのか紆余曲折があって、娘の希望のものを買ってあげることに。
やっぱり、裾の始末や、端ミシンは、ロックミシンが便利だろうなー、と私も思っていた。
ただ、いいお値段するので、どの機種にするのか。
「ネットで調べて、ベビーロックが、自動で糸通ししてくれるから、ベビーロックがいい」
とのこと。
お値段、10万円ほど!
ちなみに、ブラザーのロックミシンは、3万5千円ほど。
とりあえず、お店に見に行って、見てみることに。
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お店に、ベビーロックと、ブラザー、どちらもあった。
「ベビーロックと、ブラザーの値段の違いは何ですか?」
と、店員さんに聞いてみると、ロックミシンは糸通しが大変らしい。
間違って通していると、縫い目がうまくいかなくて、やり直しになったり、とか。
その大変な糸通しを、自動でやってくれるのが、ベビーロック、とのこと!
娘に、糸通しの手伝いを求められたところで、果たして私は手伝えるのか。
私の心は、ベビーロックの方がいいかも、と大きく揺れた。
ただ、10万円もするものをポンと買えないので、夫に相談することに。
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「10万は高い」
一刀両断。
「ブラザーにして、ロックミシンの仕組みを勉強してみるのもいいんじゃない?」
なんか、私、つまんない発言だなあ。
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「やっぱりブラザーにする」
「うちのミシンは、ブラザーだから、その兄弟をふやしてあげる」
面白いけど、そんな理由!?
「お母さん、仕事してないし、スマホも欲しいし」
と、お金のことを気にしている模様。
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その後、夫は、お母さん(私から見たら姑さん)とのいつもの電話で、ミシンの話になったみたい。
お母さんは、常々、娘の不登校を心配して、なにに興味があるのか、聞いてくれるようだ。
お母さん、「興味があるなら、いいものを買ってあげたらいい」
とのことだったらしい。
「オレも、そういう風に育てられたのかな」
「でも、そもそも田舎に、ものはなかったし、情報もなかったし、何かを欲しがるということがなかった気がする」
とにかく、晴れて、はじめから欲しかったベビーロックを買ってあげることに。
10年とか、20年、30年使えるらしい。
届いて、早速使ってみて、巻ロックの美しさに一緒に感動した。
学習机は、ミシン台にさま変わり。
いっぱいお裁縫を楽しんでね。