テケテンテン〜テケテケテンテン〜
(寄席風)
ハロー☆
みんなは楽しいお盆休みを過ごせているかな?
ちょうどお盆真っ只中だし、今回は俺が体験した不思議な話をしよう。。
俺は昔、高校を卒業してから千葉の親元を離れ、大阪府八尾市の久宝寺公園という大きな公園の近くに住んでいた事がありました。
ある夜、自分の家で知り合いのミュージシャンとギターを弾いていたのだけど、夜遅くなりアパートの住民にも迷惑がかかりそうだという事で、その久宝寺公園にギターを持って2人で練習に行きました。
とても広い公園で、少し小高くなった芝生のところに腰を下ろし練習を始めました。
次回のライブでやる曲を夢中に数曲演奏してふと顔を上げると、そこに女の人が立っていました。
現代には珍しく、モンペを履いて長い三つ編みをした女の人だった。
月明かりで周りの景色は見えるけど、その女の人には目鼻口の顔が見えなかった。
あまりの怖さに逃げることも出来ず、逆に2人で話しかけた。
「こんばんは!!今日の演奏はもうおしまいですよ!!」
女の人は何も応えず、何だか小さな声でお経みたいな言葉を唱えながらゆっくりと自分達のすぐ側まで来た。
それでもどうしても顔が見えない。
何か顔の中心に渦巻きみたいな黒いものがぐるぐる回っている様に見えた。
自分と友達は怖がっているのを悟られない様にしながらゆっくりとギターケースにギターをしまい、「それではまた!!」と声をかけてその場を立ち去り、数メートル平静を装いながら歩いた後、猛ダッシュで逃げた。
その友達も同じくその女の人の顔が見えず、黒い渦が巻いていたと言っていた。
今日と同じ終戦記念日の出来事。
今思うと、せっかく聴きに来てくれたのに…
怖がらずにもっとたくさん演奏出来たら喜んでもらえただろうなぁ。
…というお話でした。
いつもはロックスターなので、『昨夜はドンペリの風呂に入った』とか『演奏してたらジミヘンが降りて来た』とか言っているけど…
今回書いたこの出来事は本当のお話です。
それから…
自分は他にもいくつか不思議な体験をしたことがあり、それらの体験談が本になり発売されました。
怪談研究家としても有名な吉田悠軌先生の
『オカルト探偵ヨシダの実話会談 2』という本です
ちなみに自分の体験談は、この本の中の
・死人の家をゆく二人
・仙台箪笥
…という2話です。
以前、ロックスターになる前に働いていた先での不思議な出来事。
興味ある人は是非読んでみてね!!
それでは、まーたーねー
ヒュルルルル〜