瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)
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終焉(死)についてです。
先生:「仏教では死は通過点で死の後の方が大事なのよ。」
年美さん:「今生きているよりも時間が長いんですよね?」
先生:「そうなの。怖いでしょう?だから今実践していることがあるの。独り言で声に出してなくても、ずっと物事を考えているでしょう?その考えている言葉の使い方にチョットでもネガティブがあったら、直ちに訂正するようにしているの。」
美千子さん:「どの程度のネガティブですか?」
先生:「ほんの些細なネガティブ。例えば、夕方にお花を買ってきたの。夕方だったから選べるお花が少なかったの。その時に”夕方だからいいお花が少ししかないな”って思ったのよ。その考えたことが絶対に許せない。いいお花がないと言ったけれど、この花たちに罪はない。
だから、”売れ残ったら破棄されちゃうからうちにおいで”って言い直した。とにかく、ネガティブな思想が入っている言葉を言ったと思ったら、いち早く訂正してる。だから、常に自分の言っていることに気をつけてる。」
美千子さん:「ネガティブなことを考えていると思います。」
先生:「そうなのよ。自分の言ったことを気にし始めた頃は、こんなにネガティブなことを思っているんだって思った。ネガティブなことしか言ってなかった。」
年美さん:「先生でそうなんですか
」
先生:「なんで!って舌打ちしたくなるようなことがすごく多かった。どうしてこんなに否定的なのかって考えた時に、私は否定的ではなくて、こうありたいという理想があって、理想ではない状態を見つけるから今の現状を否定していたの。
なので、まず理想を手放すところから始めたの。仏教の教えで期待を下げるという言葉がある。分母には期待値があり、分子に結果があり幸福度になる。期待値が低ければ結果が1だったしても幸福に感じる。
私はこれだけ仏教を勉強しているけれど、無意識で期待があったの。〇〇がいい!というのが多すぎた。お花にしてもそう。かすみ草がほしいと思ったのになかったのよ。その時点で”ないな
”って思ってしまったのよ。」
美千子さん:「それをネガティブだと思っていませんでした。」
先生:「そうよね。今聞いたらわかるでしょう?お花を買いに来たんだから1輪でもあったら喜べばいいのよ。だから、お花に”失礼でした”って謝ったの。」
年美さん:「確かに理想を先に考えてしまいますね。」
先生:「それは自己愛よね。それを仏教では自我と呼ぶ。だから、私という主語を使わない思考の使い方をすると、全ての苦しみがなくなるの。私はって言うからダメなのよ。
お釈迦様は人が苦しむ原因は、自我があるからだと発見されたの。私というものを持つから。実際に、わたしはというものはありえない。なぜかというと、我々はエネルギー(量子)だから。時間が経過したら我々は液体となって死にゆく。今自分と見えているけれど、常に細胞が入れ替わっている。今に止まっているものはないのに、あるように思うことが自我を持つことだ。そこからこの世のあり方、諸行無常、諸法無我であると打ち立てたのよ。」
区切りがいいのでこの辺で![]()
先生のお話を聞いて、私も自分の理想があるから腹を立てたり悲しんだりしているんだなと思います。例えば、会社は〇〇でないといけない、上司は〇〇ができないといけない、仕事をするには〇〇以上のクオリティをださないといけない。
けれど、現実そうではないわけで、だから事件が起きたりしている。
神戸の知事のニュースを見るたびに思う。自分の理想通りににはいかないんだなと。すごく自分の中で納得するニュースなんですよね。
だから、自分の理想通りにならなくても、神戸のこともあるしなと思ってイライラしなくなりました。なんの話しているかわからなくなりましたが、理想を手放そうと思います。それだけでも楽に生きれるします。
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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。