瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)

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沖縄のご先祖信仰についてのお話です。

 

 

裕さん:「沖縄は暴走族でもなんでもお爺には逆らえないんですよね。縦社会なんです。」

 

 

先生:「それはなんでなんですか?」

 

 

裕さん:「それは先祖を敬っているからですね。」

 

 

先生:「それは誰が教えるんですか?」

 

 

裕さん:「私の実感では、小さな頃から『今お前たちがご飯を食べれるのはお爺のおかげ。お爺が田んぼや家を建てたからだ。』と、戦争の時に一回ゼロになって、そこからですからね。当時は海までみえて、砲弾の穴しか見えてなかったとよく聞かされてました。今でも家に仏壇があって、神様に手を合わせるのではなくて、子供が就職したり何かあると子供と一緒に仏壇(先祖)に手を合わせますね。常に何かの節目には『ありがとうございます』とやります。」

 

 

先生:「それは家庭教育?」

 

 

裕さん:「そうです。学校より家庭です。」

 

 

先生:「そういう風習は時代とともに薄れていきますよね?」

 

 

裕さん:「それは仕方ないですね。私の世代は自分たちは戦争を知らないけれど親が知っている。絶対に後世に繋げていかないといけないんですが難しいですよね。戦争を知らず苦労していない世代ですからね。」

 

 

先生:「すべてのストーリーの中でどれが後世に残っていけばいいですかね?」

 

 

裕さん:「よくお婆が、とにかく戦争は勝っても負けても絶対にいいことはないからするな!って言うんです。私の知っている長老は戦争をすること自体がダメだという話です。」

 

 

先生:「家庭内戦争もそうですね。勝っても負けてもいいことなし!」

 

 

裕さん:「お互いの正義がぶつかって争って、勝っても負けてもいいことないですものね。」

 

 

先生:「大なり小なり、人間は幸せになりたいからなんですよね。一番大きな戦いが世界戦争。小さな戦争は家庭内戦争だと思うなんです。不思議なものでみんな幸せになりたいから戦争をするんですよね。相手が自分の正しさをわかってくれたら幸せになれるからわかってもらうために、ミサイルが必要だったりするんですよね。家庭であれば相手の心をえぐる言葉を浴びせる。正義をかざすからダメなんですよね。正義を持ち出したらろくなことはない。」

 

 

裕さん:「戦争を経験している長老たちが戦争をすることをやめなさいと言っているので、争いは良くないと思っています。それから、沖縄のお婆たちは本当に強いですね。今回コロナになって自宅から出れなくなったんですが、その時に私の母は、『全然平気よ。防空壕の中で声を出してはいけない。真っ暗で光もない中で1日中じっとしてなければならない中で暮らしていた。今はテレビも見れるし、冷房もついているし食べ物もある。ただ家の外に出たらダメくらいなんでもない。』って言っていました。」

 

 

先生:「どのくらいの間防空壕の生活が続いたんですか?」

 

 

裕さん:「地域によって違うらしいですが、母は半年くらいと言っていましたね。」

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

ご先祖を信仰しているのは素敵だなと思います。沖縄の方の明るさや強さはそういうところからもきているんじゃないかと勝手に思っています。

私は両親と絶縁をしているからか、いや、それよりも前からですね。両親の寺を知らないのでお墓参りをしたことがないです。母方は2回、父方は1度もないですね。葬儀には出たことがあるのですが式場で親戚と別れた気がします。3回忌などは孫は呼ばれないし、親戚付き合いもないのでご先祖というものが遠いというか、全く感じない生活をしているのでいいなぁと思いながら聞いていました。

 

コロナでみんな行動が制限されて大変そうでしたが、防空壕と比べたらいいですよね。私は実家にいた時と比べて過ごしていました。コロナ快適だなって思いながら毎日過ごしていました。もし、実家にいた時にコロナになっていたら、私も新宿のトー横キッズになっていただろうなって他人事とは思えないと毎日ニュース見てました。

 

 

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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。