瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)
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先生がブログにアップされた映画館でのお話です。
まずは先生が書かれたブログをご覧になってからお読みください。
先生:「映画館でそういうことがあったの。すごく良かったなって思ったの。その後、すごい集中して自分の映画を観ることができたの。」
年美さん:「そうですよね。気になることがないですものね。」
先生:「そうなの。これはいい選択だったなって思ったの。これからは、こういうことをきちんとできなくちゃいけないと思ったの。今日はたまたまできたけれど日常にならないといけないなって。
ちゃんと見て気づいたら動くというということをセットにしないとダメ。見たけれど感じないとか、見て感じたけれどやらないではなくて、見て感じて自分ができることならやる。ここまでをセットにして生きるって素敵かもって思ったの。」
年美さん:「本当にそう思います。」
先生:「映画を観終わったあと、映画もすごく良かったんだけれど、それ以上によかったって自分で思ったの。で、その人からメッセージが来たの
」
===その方からのメッセージ===
どうしてもお礼が言いたくメールいたしました。
あの日以来、私は涙が止まらず、いえ、もちろん大感謝の涙でございます。あの日私は車椅子を降り、胸を躍らせて、初めて自分の足で映画館に行きました。しかし重度の障害はやはり一般の場では困難が多く、チケットを出すことさえ容易ではありませんでした。それでも身障者の席ではなく一般の席でスナック菓子を食べながら鑑賞してみたかったのです。
私が転倒したとき、冷たい視線を浴び、身を引く人が多くおられ、悔しさで列から離れようと思いましたが喰いしばりました。しかし実際は手に持てるものなどなく、菓子の販売カウンターでメニューを眺め涙がでました。
その時、瀧本様が現れたのです。信じられませんでした。人懐っこいニッコリした笑顔で他人の男に声をかけて下さりスナックを運んでくださる。
私は生きていていいのだ、と思えたのです。
嬉しさのあまり1番大きなポップコーンを買いましたが、胸がいっぱいで食べられませんでした。
鑑賞席を中央部にしたため、早く着席しておかないと人の足で通れないことは分かっていましたが、全ての段取りに手間がかかってしまい、後悔していました。が、瀧本様が他の人を動かして席を手前にしてくださったことで、杖も横に置くことができました。
ブログには書かれていませんでしたが、瀧本様がお願いをしてくれていたお陰で、映画が終わった時、係員の人が席まで迎えにきてくれてトレイを運んでくれました。
私は今、勇気と希望に満ちております。事故以来、人生を恨むばかりで、健常者だったころには出会ったことのない、人の冷たい視線の中で生きるようになりました。経験しなければわからない地獄です。けれどあの日、旧友を見つけたかのような視線で手を差し伸べて下さった瀧本様のお陰で、心が柔らかくなり、「私にも出来ることはある」「頑張ろう」と思えたのです。
言葉に言い尽くせない感謝でございます。瀧本様のことは忘れません。ブログを遡って拝読しました。素敵で素直で強くてサッパリしているお人柄に心打たれました。これからも配信し続けて下さいますよう、ファンの読者としてお願い致します。本当にありがとうございました。
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先生:「このメッセージをもらって嬉しいなって思う反面、これぐらいのこともっとできたはずだけれど、見えてなかったし、若い頃は見えていたとしてもこの方が書かれていたように『人の冷たい視線の中で生きるようになりました。地獄です。』というように、地獄に感じさせてしまうような視線をやったことがある。」
年美さん:「私もあります。」
先生:「このメッセージを読んで大反省をしたの。私がちょっとの間、松葉杖の生活をしていた時も人の冷たい視線の中にいたもの。」
区切りがいいのでこの辺で![]()
気づいていても声をかけるのを躊躇うことがよくありますし、声をかけても断られることがほとんどなので、今回のように転倒しているとかは別ですが、一人で最後までやりたい人もいるから、しばらく遠目で見て問題なさそうなら声をかけずにいくということをよくしていたので、声くらいはかけた方がいいのかなと考え直しています。
あと、全く次元の違う話をするのですが、私も映画をよく観る方だとは思うのですが、ポップコーンとかドリンクを買って遅れて入ってくる人にイラッとしていたんですよね。買う時間があったなら買うの諦めたら時間通りに入ってこれたでしょ?って。座る時に影になるから邪魔だったり、小さくても声をかけてたりするから気になっていたのですが、先生のブログを読んで、先生のようにどなたかの助けをしている尊い人なのかもと次から思うようにしようと思いました。そうしたら全然気にならないですからね。ちょっとしたストレスがこれでなくなりました![]()
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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。