瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)
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年美さんがお話し会でお話しされたお釈迦様と村人のお話しです。
年美さん:「ある村人がお釈迦様のところを訪ねて、『お釈迦様私の家族は、家が狭いと言っていつも喧嘩をしているんです。どうしたらいいでしょうか?』するとお釈迦様は『そうか。では家に帰って牛を1頭と鶏を1羽を家の中に入れなさい。』と仰いました。
その男は家に帰って牛1頭と鶏1羽を家の中に入れました。次の日に『お釈迦様入れました。』男が言うと、お釈迦様は『そうか。では今日も牛を1頭鶏を1羽入れなさい。』と言いました。『わかりました。今日も入れてきます。』と、それが1週間続きました。
1週間続いた時に男はお釈迦様のところに行って、『お釈迦様、もうぎゅうぎゅうで座るところもありません。私たちみんな立って寝ています。どうしたらいいですか!』と男が言うと、お釈迦様は『では、今日は全部外に出してください。』と言われたので、男は牛と鶏を全部家から出しました。
そのときに家族全員が『わぁ!広い家だな!』って言ったんです。これは何を言っているかわかりますか?部屋の大きさは変わっていないんです。比べる心が変わったんです。それによって、同じ部屋の大きさなのに、こんなに広くなったって思うんです。
私たちの中に比べる心があるから捉え方も変わる。それを不増不減といいますとお話ししたんです。」
先生:「実質同じ量であったり広さなんだけれども、それを非常に広くまたは狭く捉えてしまう心。我々は何を基準に見るか。ターゲットは変わらないけれど非常に広く感じたり狭く感じることで、本当に現実が変わってしまう。それは、物が変わってはいないけれど真実として体験してしまう。それによって愚痴が出て、次の煩悩に繋がっていく。それを不増不減という。増えてもいないし減ってもいない。増えたり減ったりしたのは煩悩を現しているという話を年美ちゃんがしたのね。」
年美さん:「そうです。私たちの心に比べる心があるし意味づけしているのは全部自分。目の前の出来事はいいも悪いもないし、この世に不幸はなくて、不幸と意味づけしているのは自分で、それは何かと比べていたりすることが自分の見え方になってしまっている。
とにかく目の前の出来事を意味づけしているのは自分だということを知って欲しくてこの話をしたんです。私も、この話を聞いたときに自分の体験として、息子が高校を辞めると言ったときに、自分の中に比べる物差しがあったなって思うんです。」
先生:「あの時は年美ちゃん騒いでたものね
」
年美さん:「そうなんです。私はどうしても辞めて欲しくなかったので、先生に相談したときに先生が一言『なんであかんの?』って言われたんです。この話をしたときに、私と一緒だったと思うんですが皆さんもハッとされていました。
私も先生に言われてハッとしたのと、その後電車に乗ったときに私の後ろに親子が立っていて、その親が子供に『〇〇ちゃんは学年で1位だったんだって。あなたも頑張ってね』っていう会話が聞こえてきたんです。その時にハッとして、私もこの物差し持ってるって思ったんです。誰かと比べてるから学校に行かないといけないと思っているけれど、先生に言われたように息子の人生なのでほっといたらよくて、この物差しを捨てたらいいんだなと思ったらすごく楽になって、物差しを無くしたときにすごく楽になったんですという話をしました。」
区切りがいいのでこの辺で![]()
私の母も私より世間体を気にする人で、母は私のために叱っているというけれど、母自身の見え方のために怒ってるんだなというのがわかるので、誰かと比べられたり比較からくる怒りの場合は全く響かないし、逆に反発心しか産まないですよね。
私は親になったことがないけれど、弟が勉強嫌いで高校中退したいと相談されたことがあって、その時は中退してもいいけれど学歴で差別されたりするからそれでもいいの?その覚悟はあるのか?と、現実社会を突き付けたらあっさり卒業しましたね。
なので、覚悟を持って中退するならいいんじゃないかなぁと思います。高校まで行くと技が盗めなくて時間がもったいない職業もあると思いますし、今はお金の稼ぎ方も会社員にならなくてもいいので学歴は必須ではなくなってきてますからね。
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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。