瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)
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ご相談からスタートです。
先生:「職場で手取り足取り教えなければ何もできない新人がいます。細かく教えるのですが陰で『あの上司はうるさいのよね』と悪口を言われていることを知りました。ムカついてしかたありません。けれど教えないといけない立場ですし、本当に手取り足取り教えないとできません。私の方が転職したくなっています。何かいい心の持ち方はあるでしょうか?というご相談でした。
これは結論からいうと手取り足取り教えなくていい。
ここを結構間違えがち。この方も、その新人が何がわかっていて何がわかっていないかということがわかっていない。それは先に教える側がわからないといけない。手取り足取り細かく教えるというのは相手からしたら大迷惑なの。
相手がわかっていないところを理解してそこだけ教育する。上司だけでなく1から10まで教えたがる親もいる。つまりは教える側の態度を変える必要がある。
わからないことがあったら聞いてね。
と言う。もしも相手が大失敗したら相手が聞いてこなかったという相手の責任。自信がないポイントや不安なポイントがあったら必ず聞いて。聞いてこなかったらわかっていると解釈するから不安があったら聞いてきてね。そうやって仕事を回していかないとね。つまり、相手の質問を待たないといけない。質問を出させるのはすごく大切。質問があったらそこを丁寧に指導する。
なので、手取り足取り教えないと何もできないという価値観をまずは変えること。そんな人を企業は雇わないからね。新人でもできることはたくさんある。自分とやり方が違くても任せる。
新人はわからないところがあれば申告する責任があり、上司はちゃんと答えるという責任がある。この責任でビジネスは回っていくからね。1から10まで教えていたらそれはうるさい上司ですよ。
考えてわからないところがあったら聞きにいく。聞きにったら怒られることなく、教えてもらえることが楽しくなったらいいのよ。そして自分が考えたプロセスは指導が入らない。いい質問だねって言われたら自己肯定感も上がるしね。そうすると自信がつく。
質問しなければわからない自分を否定しそうだったのに、質問したことによって自己の肯定が上がるし、その子の能力が上がっていく。ここなのよね!」
区切りがいいのでこの辺で
私も仕事柄教えることがよくあるのですが、この頃思うのは「わからない事があったら質問してね」と言ったら、昭和世代は質問してくるのですが、若い世代は自分の考えが正しいと思っているのか質問してこない。そして間違えている。自分が正しいと思っているから質問もない。質問がないと言われてしまうと口出せないから困っています。
私も自分が若い頃はこうやって常識が違うと先輩というか年配の人を困らせていたんでしょうね。。。
私個人の意見ですが、今は上司より部下の方が立場が強い気がします。今の時代でマネージメントしている人は、それだけですごいので自分を褒めてあげてほしいですね。
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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。