瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)

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先生がご覧になった映画「パーフェクトデイズ」のお話の続きです。

 

 

 

先生:「有益な語句を話さないのであれば無益な語句を話すなというお釈迦様の教えを実践されているのよ。」

 

 

年美さん:「先生のお話を聞いてなるほど!と今思います。」

 

 

先生:「孤独とは何かという定義として、自己との対話なき者がもっとも孤独であるというのがある。みんなは孤独というのは友達からメールが来ないとかなのよね?」

 

 

年美さん:「そうですね。他人から相手にされてないとか、居場所がないうことですね。」

 

 

先生:「みんなそう思いがちなんだけれどそうではないのよ。自己との対話なの。それから、あの主人公の方はあらゆる物と対話をされているのを表情を見て良くわかる。」

 

 

年美さん:「言葉には出ていないんですが表情で会話されているんですよね。」

 

 

先生:「自分と会話をするというのがあの映画の見どころなのよね。世界中であれだけ賞賛されるのがよくわかる。日本は自己との対話の教育が遅れているのよね。もう皆無よね。」

 

 

年美さん:「日本の方が長けていると思ってました、、、」

 

 

先生:「あの映画を観て思ったの。イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの代表作のひとつに””という映画があるの。私たちが生まれる前からある映画だからすごく古いの。

 

むかし父に『フェリーニの道という映画を理解できないようなバカな女になるな』って言われたことがあるの。父親が癌で入院していた時にその言葉を思い出して父にどういう意味だったのか聞いたの。

 

そうしたら一緒に一回観ようとなって一緒に見たの。暗い白黒映画で、その時はサッパリ意味が分からなかったの。去年の暮れに急に思い出して観たの。父親と観た以来に観たんだけれど、もう感動したの。

 

当時は何も分からなかったのよ。この映画は何を伝えたのかというと

 

 

簡単に人は変われない

 

 

ということなの。」

 

 

年美さん:「人は変われない、、、」

 

 

先生:「映画の主人公の女の子は奴隷というわけではないんだけれども、ある主人に変われていて、その主人に何度も変わりましょうというんだけれど、女の子の言うことを突っぱねていたの。その主人は初めてその女の子が死んだと知った時に『どうしてあの時にあの笑顔を見ておかなかったのか、、、』と夜中の海岸で狂うように泣きながら終わっていくのよ。あの時代に作られたとか、2回目見た時にいろんな意味で感動したの。」

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

素敵なお父様ですね。ちゃんと心に響くお話をされていて羨ましい。

一緒に親と住んでいるとか本当に関係ないなと思います。

 

日本は他国に比べ自己との対話が皆無と先生がおっしゃっていたましたが、自己との対話だけでなく自己肯定感を育てる教育も皆無だと思います。

オーストラリアに1年ほど行っていたときに、考え方の違いに本当に驚きました。今日本が戦争したらどの国にも負けるだろうなと危機感を持ったのを思い出しました。

懐かしい。。。

 

 

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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。