瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)

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言い切る時の話し方についてです。

 

 

先生:「言い切るときの語尾も短くはないって書いてあるけどどういう意味?」

 

 

美千子さん:「そうなんですよ。例えば授業であっても法話会であっても言い切りたい言葉を仰るときに、ちゃんと最後の1文字の長さがその前の1文字の長さと同じくらいちゃんとあるんです。

 

これが語尾の最後に小さな”っ”が入ってしまうと、せっかくのお話の着地点がぞんざいに、乱暴に聞こえてしまうんです。最後の文字をちゃんときちんと発音されている長さが素晴らしいなと思ったんです。」

 

 

年美さん:「それを聞き取れている美千子さんの耳もすごいですね!」

 

 

美千子さん:「楽器もそうなんですよね。すごく素敵なメロディを弾いていても最後の音の始末が悪いと台無しになるんですよね。どの楽器でも歌でもそうだと思います。」

 

 

先生:「音楽だと長さは重みに直結するんですって。言い切りの語尾を短くしてしまうと重みがなくなってしまうということね?」

 

 

美千子さん:「そうです。語尾を短くしてしまうと聞いていても心に落とす間がないんですよね。先生はちゃんと1回1回置きにきてくださるんです。」

 

 

先生:「次の分析のテーマはフレーズが途切れない。単語や一塊のフレーズは途中で切らずに話きる。」

 

 

美千子さん:「すごく徹底されているんですよね。日本語は前後がないと意味がわからなかったり、同音異義語があったりするんですけれど、その意味を探しに行くというストレスがないんです。単語が切れないことで一発で理解できるんですよね。」

 

 

先生:「それはすごく意識してる。本を読むとか文章を読むだけではなくて、話の中にも句読点の場所はすごく大切。句読点を意識しないで話す人がどれほど多いかと思うの。自分が話したいことをイメージしたら、これだけの文章になるからブレスの大きさはここまでって考えて話す。途中で息切れしないようにする。それこそ歌と一緒よね。人前で話される方は意識をされるといいと思います。

 

それから、優先度が明確。これはどういう意味かしら?」

 

 

美千子さん:「先生は何を話すか何を伝えるかが明確なんですよね。短い限られた時間で話そうと思うと、あれもこれも詰め込みたくなるんですけど、そのチョイスが先生は素晴らしいんです。ゆっくり話さないとわからないところは、1つずつ区切ってお話をされたりするんです。

 

そうないところはサラサラとお話しされる。私たちがわかっているかどうかも見ながら話されているんですよね。」

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

美千子さんの分析がすごいですね。語尾に気をつけるようにとそう言えば昔誰かに言われたような気がします。言われてもその場で忘れてしまうのでダメですね。。。私は語尾を短くしてしまうので数秒長くするように意識したいと思います。

 

バイオリニストの方のインタビューを聞いた時も、確かに音の出だしと終着点の音色のお話をされてましたね。意識しているのとしていないのとの演奏の違いを聞いたのですが、全く違いがわからなくて私の鼓膜は硬くなって聞き取れなくなってるんだなぁと老化現象に悲しくなった記憶を思い出しました。

 

 

 

 

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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。