瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝7時から再放送されます。(再放送時間は2024年1月から朝7時へ変わりました)

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先生の旧友の方からのご相談です。

 

 

先生:「この間35年ぶりくらいの友達が相談に来たの。彼は1・2歳年上で一緒に悪さした人なの。生き方としてして悪さするのと生き方が雑なのは別だから、当時彼に『もう少ししっかり生きなさい』って話をしていたの。

 

当時の私は会社を経営していたから彼は私を尊敬してくれていたらしいの。『破茶滅茶に遊んでいたんだけれど、私はきちんと仕事をした後に遊んでいるけれど、あなたはベースが崩れてて遊んでいる。今は若いからいいけれど、10年後20年度大変なことになるから遊ぶには基盤が大切。その帳尻が合うような生き方をしておかないと大変なことになるよ。』って言っていたらしいの。いつも何かで頭を打つたびに言われた言葉を思い出してたみたい。

 

この間久々に相談がしたいと連絡が来たの。

 

以前、割烹料理店で支配人として働いていた前職から戻ってきて欲しいとオファーがあって、10年ぶりくらいで前職に戻ったらしいの。すると、組織改革が始まっていて今まであった職場の理念が全くなくなっていたらしいの。

 

今までは[お客さま第一]で、マニュアルにはないサービスをみんながいかに行うかを競っていて、ものすごく楽しい職場だったらしいの。久々に戻ったらお客様第一ではなくて売上第一に切り替わっていた。

 

変わった点はコース料理の値段が高くなっていたことや、従業員が床に落ちているゴミも清掃の時間が来ない限り拾わない。今まではゴミがあればみんなで競い合って拾っていたけれど今は全くできない。お客様へのサービス精神が全くないのが悲しいって言っていたの。

 

私が『利益は出ているんでしょう?』と聞いたら、利益は出ているけれど空気感か違うから、どうにかこれを改善したいから色々やっていたんだけれど改善の余地がないから辞めようと思っているという相談だったの。」

 

 

年美さん:「先生はどうお答えになったんですか?」

 

 

先生:「悩んで悩んで辞めるのではなく、今すぐ辞めた方がいいと思うって答えたの。

 

 

職場を変えようという思いを持っているあなたが間違っている。

昔の体制が正しかったと思っているその思いを、時間が経った職場に通そうとするあなたの立場の方が、会社からすると鬱陶しいと思っているからそれを感じないとダメ。

 

それができていない従業員たちを鬱陶しがっているけれど、本当に一番邪魔なのはあなたよ。年取った人間は自分たちが通った道を押し付けようとする。今の年代で引き継ぐのはいいけれど、そうじゃない年代の人に自分たちが通ってきた道を押し付けるのはもう終わったのよ。

 

それを必死にやろうとしているあなたは、部下からするとものすごく鬱陶しい。そうではないと思うのであれば、自分の店を持ってその考え方に賛同する人や同じ年代の人、または真っ新な人を雇って教えていくか、もしくは、愚痴を言うのをやめて一人の従業員として働くかしかないって言ったの。」

 

 

年美さん:「わかりやすいですね!」

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

先生のご友人の方が間違っているというのは驚きでした。

割烹料理店でゴミ拾わないってどういうことなんだろう?って思いながら聞いていたからかもしれないです。

 

でも確かに、私だったら、急に入ってきた重役の人がいろいろ今までと真逆のことを言ってきたら反発するかもしれないです。潰れそうなお店でイノベーションのために来ている人で成果を出している人だったら従うかもしれないけれど、過去と比べられてできていないところを否定されたら嫌な気分かもなと確かに思いました。

 

私の職場でも1年半前に重役として就任した人がいるのですが、前職と比べた改善をしたおかげで売上は下がるは組織はメチャクチャになるはで、1年半で退任に追い込まれた人がいました。この話聞かせたかったなぁと思いました。

 

 

 

 

 

 

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瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。