瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。

下差しこちらのURLからラヂオきしわだのラジオが視聴できます。

http://www.radiokishiwada.jp/simul/

 

瀧本先生のHPはこちら

 

逆視道のHPはこちら

 

------------

 

 

 

三苦のお話です。

 

 

 

 

先生:「お釈迦様が言われたお話で、この世の中は母さえも子を救えない。子さえも母を救えない3つの場合がある。

 

  1. 火災
  2. 大水害
  3. 大盗難

 

この場合は母も子も、子も母を救えない。けれど、時として互いに助け合うことができる。けれど、絶対に救えない3つの場合がある。

 

 

  1. 老いの恐れ
  2. 病の恐れ
  3. 死の恐れ

 

これは絶対に変わることができない。いかに深く愛し合っていても助けることができない。それを知らしめるエピソードがあると閻魔様のお話をされたの。

 

ある人が死んで、閻魔様のところに行った時に、閻魔様が『人間の時にいた時に3人の天の使いに会わなかったか?会っただろう?』『え?会っていないです。』『そうか。年をとって杖にすがりながら腰が曲がっている、そのような天使を見なかったか?』『え!老人のことですよね?たくさん見ました。』『お前はその者たちが見せてくれた、やがてお前が行く道を見せてくれた天使にお前は意識もしなかった。気づけは善なることができていたのに気づけなかったからお前は今ここにきている。』

 

『2人目の天使を見たか?』『そんな人はいませんでした。』『では、あちこちが痛い痛いと言いながら痩せ細って哀れな姿になっている者をお前は見なかったか?』『病人ですよね?会いましたよ。』『いづれ自分も病になって一人ではご飯も食べれなくなって横になるだけという事を現してくれたのに、自分がそうなる事を考えずに愚かな行いばかりやってきたからお前がここにいるんだ。』

 

『3人目の天使を見たか?死んだ人がいただろう?』『たくさんいました。』『お前はその死がいづれ自分に来る事を教えてくれた天使に会いながら死を思う事なく善をなす事を怠ったからこの報いを受けているんだ。お前自身のした事はお前自身が報いを受けるんだ。この世の中には3種類の天使がいる。』と話されたの。」

 

 

年美さん:「すごいですね。」

 

 

先生:「老人、病人、死人という、生老病死の3つは天の使いなの。そうやって閻魔様が言っているのよ。」

 

 

年美さん:「周りにたくさんいます。天使だらけです。」

 

 

先生:「他にも、象跡喩小経というお経があって、当時象の足跡は一番大きな足跡だったの。象の足跡の中には何者の生き物の足も含まれるという言葉ある。これと同じように仏の教えの中にはすべてのものが含まれるという話なの。それほど釈迦の教えは広大だという話なの。自分の見方を変えることができて、ありとあらゆる苦しみが楽になるという話もあるの。」

 

 

 

区切りがいいのでこの辺でバイバイ

 

 

私は閻魔様が好きなのでこのお話はすごく身に入ってきました。鎌倉に行くときはいつも閻魔寺に行きます。閻魔寺に行くまでは、閻魔様は人間を地獄か天国かジャッジするだけなのかと思っていたのですが、そうではなくて、人間の悪業がなくならない報いとして毎日ドロドロに熱した鉛を飲まされていると書かれていて、私が死んで

閻魔様に会ったらまず謝ろうと思ったのを覚えています。

 

話を戻して、老人、病人、死人が天使というのはビックリでした。人から可愛がられる老人、病人になれるといいなぁ。幾つになってもコミュニケーション力は大事ですね。

 

 

------------

 

瀧本先生から真解(鑑定)を学んでいます。数年後には立派な鑑定士になっていることを目標に免状をいただけるように勉強しています。鑑定士になった時はよろしくお願いします。