瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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ご相談からスタートです。
〜〜〜ご相談〜〜〜
いつも苦しんでいることがあり相談させてください。私は昔から空気を読めないというか人の目を気にしすぎるというか、異様なまでに人の発言を気にしてしまいます。知人や友人に相談したら、とある占い師を紹介されました。
実際に占ってもらうと「過去生のあなたが他人をひどく欺いていた」と言われ、過去を清めるお祓いを勧められました。お恥ずかしい話ですがお祓いを受けました。結果は当然のごとく何も変わりませんでした。そのことを占い師に言うと、今度はHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)と言われHSPアドバイザーを紹介されました。
アドバイスを受けるかどうか先生はどう思われますか?
私は人の気持ちを理解できない体質でもあるので、なんでも話せる友人を作れるようになりたいと思っています。
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先生:「この方と実際に面談をしたの。すっかり元気
まず、HSPを簡単にいうと繊細な人のことなの。実際はそれだけではないんだけれど、これは病名でも診断名でもないの。」
年美さん:「そうなんですね」
先生:「心理学で使われている1つの状態なだけで、その人が生まれ持った気質を指す言葉なの。このHSPが注目されている背景には情報過多になっていてストレスを感じてすごく敏感になっている人が非常に多い。
そういう方が自分を表すのにしっくりくる言葉だったのよね。研究者側も1つのカテゴリーにしておくと接し方が明確化しやすいのよね。でも、これは病名でもなんでもないの。単なる気質なの。その方と話をしてみると全然違かったの。」
年美さん:「HSPではなかったんですね。」
先生:「やっぱり人は人をカテゴリー分けしたいのよね。これからHSPのような言葉がどんどん生まれてくると思う。そしてそれが病人系の扱いを受けるようになると思う。」
年美さん:「わかります。その方が安心できたりしますよね。」
先生:「自分のせいではなくて診断名のせいだと思えるからね。これをパーナム効果というの。脳が処理を楽したいからカテゴリーに分類するのよね。」
区切りがいいのこの辺で
自分の悩みを相談できる人がいるというのはいいなと思いますが、相談される方をちょっと間違えてしまったのかもしれないですね。
人の目を気にしないのも問題だし、みんなと調和するにはある程度気にしないといけないこともあるので、気にしないのが一番なんですけどね。1回気になって執着になると意識を外すのが難しいですよね。色んな感情に執着って発動するから大変ですね。