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ジュースをこぼしてしまった男の子とのお話の続きです。
先生:「男の子にこの世の理の話をしたのよ。『昨日と今日は同じ身長?』って聞いたの。『え?同じ。』『少しづつの変化だから多分見えないと思うけれど、もし半年ぶりに会うお友達がいたら背が高くなったことがわかる。僕は昨日より今日の方が大きくなっているのよ。そうやってずっと人は変わっていく。毎日人は少しづつ変わっていく。それは人だけではなくて色んな物もそう。ゲームも突然壊れたりする。色んなものはずっと変わっていく。それがこの地球なの。』というような例え話をたくさんしたの。だから、こぼしてしまったジュースも無くなってしまったりするのよ。『あれは僕が落としたからだよ。』って本人が笑ったのよ。
『そうね。手で持っていたものも滑り落ちたりする。ペットで飼っている小鳥もちゃんとお世話をしなかったりすると死んでしまう。そういう世の中なの。』って喋っていた時に、
『だからお婆ちゃんが死んだんだ。』
ってその子が言ったの。それを聞いた私がビックリ!。そこから人が死ぬというのは当たり前のことで突然だからビックリするよねって話をずっとしてたの。その時に、突然男の子の後ろから彼の頭を撫でるおばさんが現れて、『お母さん』って言うのよ。ずっと私の会話を後ろで聞いていたみたいなの。」
年美さん:「お母さんもずっと後ろで聞いていたんですね。」
先生:「そうみたいなの。その子のお母さんが言うには、母が急死したから仏壇とかを買いにきたところだったらしいの。
『母が他界しまして』
『それは辛かったですね。さっきこの子に話をしたように、この世の中は動いていくものですから。親死ぬ子死ぬ孫死ぬという言葉あるんです。お祝いの席で一休が書いたんですって。どう思います?』
『ちょっと私はわからないです。。。』
『親が死んで次にその子が死んでその次に孫が死ぬ。これがどれだけ素敵な流れか。もし逆だったら耐えられない。けれども親死ぬ子死ぬ孫死ぬという流れが決まっている世の中ではない。なので、親死ぬ子死ぬ孫死ぬという流れであったなら幸せですよね?というエピソードがあるんです。だから、この子も小さいながらに僕のお母さんもいずれ死んでいくということを理解しているだろうし、自分もいつかその身になるということを全身で学んでいる。だからいい順番なんじゃないんですか?』っていう話をしたの。」
区切りがいいのでこの辺で![]()
百貨店で先生のお話を聞けるなんてこの親子は幸せですね。親しい人が亡くなるのは確かに悲しいことだけれど、ずっと死なないのも辛いだろうし、まして死ぬ順番が逆だったらもっと辛い。自分も相手もいつ死んでもいいように悔いのないように生きないとダメですね。
私はやる事を後回しにしてしまうことがよくあるので、思い切って今日はクローゼットの清掃をしたいと思います![]()