瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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先生がお買い物をされた時のお話です。
先生:「何を買っているときだったからしら?下敷きを買う時にジーッと下敷きの前で20分くらい考えていたの。クリアの透明の下敷きを買ったの。ところが、そこに少しブルーの入った透明の下敷きがあったの。この2つのどっちにするかというので、ずっと悩んでいたの。」
年美さん:「それは自分に何を聞かれているんですか?」
先生:「どっちが後々まで心地よさが続くか。硬い下敷きよりも丸められるくらい柔らかい下敷きが欲しかったの。クリアした場合、ノートの間に入れて文字を書いた時に汚さが後々目立つんじゃないか。ブルーにした場合、汚さが目立たないんじゃないか。けれども、下敷きについたたくさんの字を見たら喜びを感じるかもしれない。これはどっちだ
って、めちゃくちゃ考えたの。そうしたら、店員さんが『ものすごく慎重に物事を選びますね。』って言ったの。」
年美さん:「下敷きで20分ですものね。」
先生:「ジーっと見てどっちを買ったかというと透明の下敷きを買ったの。ジーッと透明の下敷きを見てイメージをしてからレジに持って行ったの。100円
」
全員:「![]()
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」
先生:「いまはすごく気に入っているの
それがデスクにあるだけで
って思う。何でもそう。一つのモノを買うのに全てのシュミレーションがあって、それをクリアしたものでないと買わない。クリアできてなければ、この1点が気になるから買わないってなる。」
年美さん:「そこが違うんですね。私たちだったらきっと透明だからどっちでも一緒と思ってしまう
」
先生:「それはそれでいいと思うの。何のために私がそこまでするのかというと、モノの心地よさを感じことにこだわっているわけじゃないの。
心地がいい領域で考える発想の質が違うからなの。
自分の中で少しでもレベルの高い閃きが欲しいから、心地いいという感情の発想力がすごいわけ。心地よさはずっと続いて欲しいと思うでしょう?だから継続力がものすごく続くわけ。勉強グッツにしても心地がいいと思うモノに囲まれていたいの。なので、狙いはそこなの。心地がいいものを集めるというコレクターをやっているわけではないの。そこから生まれてくる閃きが計り知れない財産なの!」
区切りがいいのでこの辺で![]()
心地がいいものに囲まれたいのは気分がいい状態を長く継続したいからなのかと思っていたのですが、そうではなくてその状態で考える【閃きの質】だったんですね。驚きです![]()
私だったら100円の下敷きだったら両方買うか、100円だから気に入らなければまた違う方買えばいいやって思ってしまう。有用価値で見ているからモノを大事にしないんでしょうね。
自分のことがそうですね。〇〇ができないから無能だと思ってしまう。だから今のように財政難になると真っ先にクビになるだろうなぁ。クビになったら年齢も若くないから再就職大変だ
と思ってしまう。
もし、自分を存在価値で見ていたらきっと同じ状況でもこんなに暗くはならないだろうなと思います。あなたはどんな価値観で自分を見ていますか?