瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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先生:「化城宝処(けじょうほうしょ)の譬えというお話もあって、ある貧しい国があって、何万里か歩いたところに素晴らしい金銀財宝がある所があるの。あまりにも生活が苦しい人たちはそこに引越しをしたいと思って、みんなでそこを目指して旅にでるわけ。
そこに旅先案内人のツアーコンダクターのような人がいて、『道は険しいですよ。本当に行きますか?』と聞くと、みんなが『行きます
』と言うわけ。しばらく歩くと、ツアーコンダクターの人が、道は険しいというけれどここまで険しいの?というくらいの道でみんなの心が折れるわけ。
でも、ここまで来て引き返すこともできない。そうしたら何人かは脱落し、何人かはこの道をまっすぐ行くというけれど、横を見たら割と平坦な道がある。こっちの方が楽そうじゃない?ということで、2人が横に逸れて平坦な道を歩いていったの。
ツアーコンダクターの人は、2人が道を逸れて平坦な道で行ったのを気づいたの。『ここにいた人たちどこに行ったの?』『平坦な道に行きましたよ。』『そっちの道は行ったらダメ
』と言って、急いで連れ戻そうとしたの。2人は道が拓けてるって喜びながら歩いていたら、途中からトラや熊や野生の動物がどんどん現れてきたの。ツアーコンダクターが動物たちを払って『だから、この道はダメだと言ったでしょう?楽に見える方に行ったらダメなの。訳がある。』と言って連れ戻して、また険しい道の方に行くの。
しばらく歩いていると、本当に道が険しいから心が折れてしまった。それをみていたツアーコンダクターの人が、『皆さんもうすぐです。あの大きな木を超えたところにお城が見えますから。』と、大きな木を見たらドカンとお城が見えたの。みんな頑張ってお城まで歩き、城の中で宴会が始まったの。それはそれは凄い振る舞いを受けて『ここまで頑張って歩いてきて良かった
』ってみんなが思った。
ツアーコンダクターの人が『皆さん、ちょっといいですか。ここを素晴らしい場所だと思うかもしれないけれど、ここではありません。今は途中で休憩をしただけです。まだ先にあります。』『え
どういうこと
』」
年美さん:「ちょっとショックですね
」
先生:「そうよね。ちょっとショックよね。村人は『ここは素晴らしい。私はここでもいい。』と言って、そこに留まる人も出てきた。他には、疲れが十分とれたし、ここよりももっと良いところがあるのなら行ってみたい』という人と二分化されたの。その時に、今まで高級な金銀財宝でできたお皿やコップたちが一瞬にして葉っぱに変わってしまったの。」
時間がいないのでこの辺で![]()
このお話も聞いたことがありませんでした。お話を聞きながら、私は平坦な道を行き脱落する人だろうなと思いました。これも難しいですよね。ツアーコンダクターの方の話をきちんと聞いた人が安全に目的地に行けるというのもあるけれど、テレビなどでは別行動をして命が助かった人もいるから、実際自分ごとになったらどうなるんだろう?。自分で考えるのがめんどくさいから声の大きな人に従ってしまうかもしれない。
話は変わって、今ファミレスに来て文字起こしをしています。平和だなぁと思います。このお話の結末どうなるんでしょうね。楽しみです。