瀧本先生のラジオは毎週月曜日の23時からと、毎週土曜日朝8時から再放送されます。
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昨日の美千子さんの質問の続きからです。
美千子さん:「他人の意見によってのジャッジメントで喜びを感じていても続かないんですね。」
先生:「なせかというと人は意見を変えるから。例えば、ミチがショートカットにして『ショートカットかわいい
』って私が言ったとする。ミチがさらにショートカットを気に入った。だから髪が伸びれば『私ショートカットが好きだから髪を切ってください』と言ってまた髪を切る。ミチが言った言葉の何%かに私の言葉が乗っかっている。
そして、ミチはずっとショートにしている。その時私が何も考えずに『前のロングの方が良かった。』ってもしも私が言ったらどうする?次にショートカットにした時に一瞬しんどくなるでしょう?だから喜びって思っている時はそれでいい。けれど、他人がもしも操縦席にちょっとでも乗っている事によって生まれている喜びであるなら、それを与えた側の人の意見が変わった時には全てが崩れる。」
全員:「なるほど
」
先生:「喜びを感じているうちはそれでいいと思うの。もし、私がショートカットが好きなんじゃなくて先生の意見だったんだって気づいた時にちょっと傷ついて、自分は本当はロングヘアーとショートヘアどっちが好きだったんだろう?ってもう一度改めて考えたらいいと思う。見た目とか持ち物はいくらでも変えられるからいいけれども、これは本当に私が思っている事かというのは、
ひとに対していう言葉
なの。このひとに対していう言葉は誰かによって言わされてないかな?とか、それを本当に思ってますか?って。本当は昔の親に言われたんじゃないですか?って。」
カズさん:「ありますね。」
先生:「そこは本当に自分が思っている事なのかどうかを気をつける。なんだかんだ言ってひっくり返るよ。私たちの操縦席には他人が乗ってるから。」
美千子さん:「そうなんですね。考え過ぎてました
」
年美さん:「言う言葉を気をつけたらいいんですね。」
先生:「そうね。心は自分では意外とわからないから。心を言葉にするとそれを聞いた人がいる。だから本当に言葉は気をつけないといけない。私がここで話したことは聞いたひとの記憶に残る。」
年美さん:「ただそういう事を知らないとついつい知らないまま話してしまいますよね?だから人を傷つけてしまったりとかする。自分がまさか親の言葉を背負って言葉を発しているなんて思わないし、この事を知らなかったら気をつけようがないなって思います。」
区切りがいいのでこの辺で![]()
ひとに対して言う言葉に気をつける。何度も注意されている事ですが未だに直らないですね。私の場合、普通は酷い言葉に分類されるような言葉であってもそれがわかないので使ってしまうんですよね。使う単語が強いからもっとソフトにと言われるのですが、相手がなんで傷ついているのかわからないので直しようがなかった。逆にそんな大した事ない言葉で傷つけるような環境で育ったなんて妬ましいと、もっとドロッとした黒いものがフツフツと自分の体の中にこみ上げてきていました。
ただ、時間が経って今思うのは、私の周りには優しいソフトな言葉があったんだけれども、自分が認識していなかったんですよね。ただの音としてしか捉えていなかったというか、本当に気づかなかった。去年あたりにそれに気づいてびっくりした気がします。
まだまだ腹がたつと感情を抑えられなくなるので修行が必要です。どうして私以外の人は感情を押し殺すことができるのか。。。本当にみなさんはすごいと思います。